ショートステイの閉鎖が増えている?ケアプラン見直しで直面した介護の現実

月1回のモニタリングのため、ケアマネさんが岩手の実家に来てくださって、母の今後について意見交換をしました。

2025年は激動の年でした。10年半お世話になったデイサービスの閉鎖の影響で、新しいデイサービスを探し、ヘルパーさんや訪問リハビリ、訪問看護の時間など大幅な見直しを余儀なくされました。

そのためわたしは「2026年夏くらいまで、このままでいきましょう」と伝えました。ところがケアマネさんから「ひろさんが考える、夏以降の理想のケアプランを教えてください」と言われ、急に動き出したのです。

ケアプランの変更が億劫だった

実は夏になったら、利用している3つのデイサービスのうち、母もわたしも1番気に入っているデイサービスの日数を増やそうと考えていました。本当に軽微な変更ですが、昨年が大変すぎたので、ケアプランの変更自体が億劫になっていました。

その話をケアマネさんにしたところすぐに動いてくださり、なんと4月にそのデイに空きが出たというのです。人気のデイなので、タイミングを逃すと次はいつになるかわかりません。そこでケアプランの変更を決断しました。

ケアプランの変更案をケアマネさんに連絡した

まずわたしが、第1案を考えてケアマネさんに提案しました。しかし、訪問看護の都合がつかずに断念。次いで第2案を提案したところ、訪問看護はOKでしたが、自費で利用しているお泊りデイが使えなくなると言われたのです。

そもそもお泊りデイの利用のきっかけは、母の骨折でした。すぐに泊まれるショートステイに空きがなかったため、保険外でもいいからと2年前からお泊りデイを利用し始めました。

また介護保険サービスを限度額いっぱいで使っていたので、お泊りデイを選択した部分もありますし、母に泊まりに慣れてもらう狙いもありました。

今まで使えていたお泊りデイが、曜日変更で利用できなくなる理由をケアマネさんに聞いたところ、想像していなかった答えが返ってきました。

ショートステイの閉鎖が相次いでいる

「ショートステイの閉鎖が相次いでいるんです」

「それって盛岡にかぎった話なのか、全国的な話なのか」とケアマネさんに聞いたのですが、全国のことはわからないとのこと。とりあえず盛岡にかぎった話としておきます。

要はショートステイに泊まれない人が増え、その結果母が利用しているお泊りデイの需要が高まったため、曜日変更すると利用できなくなるという話でした。

全国について簡単に情報収集してみると、介護保険のショートステイは夜勤の人員不足、介護保険制度ならではの厳しい基準、稼働率低下で赤字になって経営が厳しいところもあるようです。

対してお泊りデイは、介護保険外で規制が緩く、料金設定も自由。デイサービスの空き時間の施設活用にもなるので、経営的なメリットがあります。盛岡以外の地域の状況はわかりませんが、似たような地域はあるようですね。

4月から新しいケアプランになりそう

現時点で8割の確率で、4月から新ケアプランに移行することになりそうです。お泊りデイは利用できる日のみになるので、これまでのように確実に週1回泊まる運用は難しそうです。

母にとってはプラス、介護者のわたしは夜間の見守りが増えるので若干負荷がかかりそうですが、これでいいと思っています。また遠くで講演会があるときなどは、母に泊まってほしいので、スポットでお泊りデイを利用するかもしれません。

今日もしれっと、しれっと。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

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