スウェーデン生まれの認知症ケア 「タクティールケア」とは?

タクティールケアって、ご存知ですか?

スウェーデン生まれのタッチケアで、認知症に効果あるかもと言われています。今日は 「タクティールケア」 についてご紹介したいと思います。

タクティールケアとは?

(株)日本スウェーデン福祉研究所のサイトから引用しますと

タクティールケアは、スウェーデン生まれのタッチケアです。タクティールケアは、未熟児看護に関わっていたスウェーデンの看護師らによって、1960年代に誕生しました。看護師らは、未熟児の子どもに手で触れてケアすることにより、発育が順調になり、親と子どもの絆が深まるということに気がついたのです。その後タクティールケアの手技が整えられ、補完療法の一つとして位置づけられるに至りました。現在、その活用範囲は認知症ケア、がんの緩和ケア、未熟児ケア、障がい者ケア、ストレスケア、いじめ予防等様々です。
引用元:http://jsci.jp/

ほー、なるほど。なにやら分からないけど、てもみん的な?そんなものかなと、文字だけで推測しました。

タッチするということなんですが、すみません・・・これが最終的にはどうなるの?というのが、まず思ったことです。もうちょっと調べると、いろいろと分かってきまして・・・

タクティールケアの効果とは?

認知症とこのタクティールケア。どう関係しているかは謎らしいんですが、表情が和らいだり、安心や信頼の気持ちにつながるという効果があるらしいです。オキシトシンが分泌され、ストレスホルモンが減少するんだそうです。認知症にとって、”ストレス・不安” というのはもっともよくないので、確かにこういった気持ちにさせるタクティールケアって有効だと思います。

これは私の推測ですが、例えば暴力を振るってしまい、認知症患者さんとの信頼関係が築けないご家族、ヘルパーさんなんかが、距離感を縮めるのにも有効かなと思います。介護職の方はすでにご存じかもしれませんが、わたしはまだまだド素人な域から抜け切れないので、日々面白いな!と思ったことは、ブログに残していこうと思っています。

我が家にとっては、子宮頸がんの祖母の痛みが進行したら、タクティールケアに頼ってみようというのもひとつあります。末期がんなどの緩和ケアでも使えるということで、頭のどこかに知識として覚えておいて損はないようです!

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか