認知症の母が珍しく「ビールが飲みたい」と言うので買ってきたら?

認知症 ビール

明日から盛岡に帰省するので、その前に来週決行予定の富士山旅行・東京駅乗り換えシミュレーションをしてきました。

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2018.04.23

東北新幹線から東海道新幹線に乗り換える際、余裕を持たせるか、サッサと乗り換えるかで悩みました。前者だと、15年ぶりの東京に母は緊張してしまって、シモの心配&落ち着かないかもしれないと思いました。

そういえば15年前の上京は、わたしと奥さんの結婚前の両家顔合わせでした。認知症ではなかったものの、久しぶりの母が急に歩けなくなっていたのを見てショックを受けたことを、いまだに覚えています。サッサと乗り換える場合は、たったの9分しか乗り換え時間がありません。

入場券を買って、東京駅の新幹線改札内に入り、実際に降りる予定の新幹線をホームで待ち、東京駅に到着したところからストップウォッチで時間を計ります。東北新幹線の20番線から東海道新幹線の15番線まで、かなり小刻みにゆっくりしたペースで歩いて時間計測しました。

母とわたし、腕を組んで外を歩くのは、盛岡では日常ですが都内はほぼ初。小刻みでゆっくり歩いたのは、それくらいのペースで腕を組んで移動することになるためです。

東京駅の乗り換え口は、どうやら北乗り換え口のほうが歩数が少なくて済みそうなのと、エスカレーターは上りか下りかなど、入場券を使って東北新幹線と東海道新幹線のホームを行ったり来たりしました。たぶん9分で間に合いますが、最悪おんぶしようかとも思います。

車椅子を使ったほうがわたしはラクなのですが、ふだん車椅子を使わない母がもし車椅子に乗ったらショックを受け、富士山のことよりも車椅子のことが記憶に残りそうなので、歩きでなんとか頑張ります。

静岡情報をブログコメントで頂いたので、今が旬の桜エビ、しらすあたりを狙います。あとは天気だけ・・・これだけ準備してもパーってこともあります。で、ここからが今日の本題です。

母が珍しくビールを飲みたいというので

以前書いた下記記事のとおり、わたしが帰省するときは「肉」を食ってもらおうと、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉屋に連れて行くなど、若干ぜいたくをしています。それでも、ひとりのときの母の食事は貧相なので、何とか栄養を取り戻そうと肉食生活を続けています。

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2018.03.09

鍋物や焼き肉を食べていると、どうしても欲しくなるもの・・・そう「ビール」です。

わたしはビールが大好きなのですが、家飲みはほとんどしません。ひとり飲みが苦手で、誰かと飲むときだけいっぱい飲みます。なので、帰省した時もわたしはお酒は飲まず、母はもともとお酒を飲まない人です。そんな母が、

なんか、シュワっとしたいわね。ビールとか
くどひろ
おぉ、珍しいこと言うね、買ってくる!

ガチのビールも考えたのですが、ノンアルコールビール・オールフリー(記事タイトル下の写真)を買いました。昔は飲めたもんじゃなかったのですが、最近のノンアルコールビールは、なかなかクオリティが高い!

くどひろ
ビール飲みたいって言ってたから、買ってきたよ!
あら、そうだったかしら?
くどひろ
これアルコール入ってないから、酔う心配ないよ。アルコールなしでも、ビールっぽいよ。
あ、そう。どれどれ。うわっ、ビールね。あんまりおいしくない。

しゃぶしゃぶを食べた日はビールが飲みたかったかもしれませんが、ビールを買ってきたのは翌日。わたし自身、ビールを買ってきたことを忘れてたので、実際飲んだのは買ってから3日後くらいで、しかも普通の和食の日に晩酌しました。

おいしくないと言った母は、最後にこう言いました。

このビールに、砂糖入れて飲みたいわ

ビールに砂糖とは、なかなか斬新なことを言います。今度乗る新幹線の車内販売でビールを注文するとき、コーヒー用の砂糖が必要だな・・・

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか