介護者の皆さま「うちはコクヨのエンディングノート」3回目の更新です!

エンディングノート

昨日は、亡くなった祖母の3回忌。

命日は11月4日なのですが、毎年この時期が来るとやることがあります、それは 「エンディングノートの更新」 です!

今年で3回目の記入となりまして、

・告知・延命処置について
・介護について
・葬儀について
・お墓について

この4点を、毎年アップデートしています。

エンディングノート

ケチって、オリジナルをコピーしてそちらに記入してます(笑)上の写真が、3年分書いた証拠です。

みなさん、エンディングノート書いてますか?

わたしの予想は、書いてない人9割くらいじゃないかと。10/28発売の自著にも書きましたが、エンディングノートはホント書いておいた方がいい!断言します。

祖母の介護は亡くなる前1年だけでしたが、介護初年度のわたしに襲い掛かったのは、子宮頸がん余命半年という事実、告知の判断、延命するかどうかの判断、そして人生初の喪主・・・

認知症テストで30点中5点しか取れない認知症の祖母はどれも判断できません、そしてこれを代理判断してほしい母も認知症・・・さすがに困りました。

あの経験をしてからというもの、エンディングノートは1年に1回だけブログで力説してます!特に認知症軽度で、まだ自分で判断が可能な方は、絶対聞いておくべきです。聞いておくと、介護者は本当にラクですよ、あとで。

もしもの時に役立つノート

延命措置なんて、聞きづらい・・・分かります!でももし1か月後に、余命半年のガンが見つかったらどうします?告知するかどうか、相当悩むと思いますよ。でも、本人から前もって聞いておけば、その通りに実行するだけでいいんです。

人工呼吸器はどうしますか?気管切開しますか?心臓マッサージは・・・90歳の祖母の場合、心臓マッサージすると骨が折れるって言われました。えっ・・それしか言葉がでませんでした。

突然亡くなって、喪主を任された・・・主介護者である皆さんはおそらく、喪主もやることに・・・誰呼びますか?どんなスタイルの葬儀にしますか?お金は誰が負担しますか?棺になに入れますか?お墓はどうしますか?

親族がなんか言ってきますよ・・・葬儀に呼ばれてない、呼ぶ順番がおかしい!もし故人の遺志が分かっていて、それを親族に伝えられた、何にも文句言いません。ラクですよ~

意志を確認しておかないと、代理で判断することになるのですが、あとで後悔しますよ・・・この判断でよかったのかって。やばっ、書いてたら当時を思い出してきた・・・これらすべてわたしの体験談です。

割と今余裕があるのは、こういうヘビーなやつを1年目で経験したからです。例えるなら、アルコール度数98度のウォッカで乾杯して、そのまま一気飲みしたあと、今は生ビールをちびちびやってる・・・そんな感じです。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか