3月になると遠距離介護がラクになる3つのワケ

3月の桜

NHKニュース「おはよう日本」のお礼

3/7(木)のNHKニュース「おはよう日本」(全国)の朝4時台と5時台の2回、「がんばらない介護 あるブロガーの試み」が放送されました。たくさんの方に見て頂けて、とてもうれしいです。

合わせて2日間、4回も放送されることになったのですが、1回目(東北6県)と2回目(岩手のみ)、3・4回(全国)で、実は内容が微妙に違います。

特に全国版は、わたしがたまたま八戸にいたとき、追加の電話取材で話した内容がそのまま、アナウンサーのコメントとして使われておりました。

ブログや本にも書いていない、介護をしていて最も幸せだったエピソードが紹介されているので、録画された方はアナウンサーのコメントも合わせて見てくださいね!

自分の頭の中には介護ネタのストックがたくさんあるのですが、自分では引き出せないものが、取材によって引き出された最もいい例です。

わたしは受けのコメントを除けば、「おばんですいわて」がちょっとだけ尺が長く、一番良かったと思っています。

1.インフルエンザの猛威から逃れられる

2019年3月までのスケジュールを見たとき、講演会や取材など、絶対に風邪をひいてはいけないものばかりでした。

それなのに、妻の病院ではインフルエンザが蔓延しているし、母をものわすれ外来、歯科、眼科に連れて行くなど、いかにもインフルエンザになりそうな場所ばかりに、行かなくてはなりません。

そして本当に自分の代わりはいない!今思えば、会社員時代も同じように考えていたところがあるのですが、実は代わりに仕事をしてくれる人はいたんですよね・・うぬぼれが過ぎました。

マスクは必須。こまめに手洗い、うがいを繰り返し、病院を出るときは必ずアルコール消毒をして、潔癖症か!ってくらい、厳重に管理しました。

あと、ドトールのHOTジンジャーほうじ茶ラテ(マシュマロ入り)を、何度も飲みました。ジンジャーがきっと体にいいだろうという、安易な理由からです。

3月になりインフルエンザもだいぶ終息。母もインフルエンザにならなかったので、無事乗り切れたことにホッとしております。

2.温度差疲れがなくなる

冬の遠距離介護は、盛岡と東京の温度差が大きいので、体がついていきません。

マイナス10度台の極寒の地にいたかと思えば、最高気温10度の都内に移動したりという日々が数か月も続きました。

3月になれば、盛岡もだいぶ暖かくなるので、温度差による移動疲れがだいぶなくなります。

3.母が活動的になる

12月から3月くらいまでが、認知症の母の状態が最も心配になる時期です。

今年は雪が少なかったので良かったのですが、以前は雪が降ると、手足が不自由なのに薄着で雪かきしちゃうこともありました。またコタツに居る時間が長くなって、生活不活発病になり、動けなくなったこともありました。

これからは暖かくなるので、母の活動量も自然と増えます。それだけで、わたしは安心です。夏は熱中症の心配をしなければなりませんが、とりあえず春は遠距離介護向きの季節ですね。(わたしも母も花粉症ではありません)

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか