遠隔での来客対応を本格検討中

東京から岩手の実家の来客対応ができないかを、本格的に検討し始めました。

来客の録画はドアホンでやっていますし、連載中の家電批評『ウチのおかんがボケちゃいまして』では後付けの録画ドアベルのテストもしました。

遠隔での来客対応の方法は分かっているのですが、家の構造上の問題やツールの問題があって、最近はずっと調べている最中です。

音声配信voicyのほうで話したのですが、イレギュラーな来客で母の介護に影響するケースが最近何度かあったので、これまでは必要ないと思っていたのですがやっぱりやろうかなと思い始めました。

見守りカメラを使った会話の問題点

玄関付近に見守りカメラを設置しています。カメラで双方向の会話ができるのですが、大きく分けて2種類の方法があります。

  1. トランシーバー型:スマホのボタンを押して話し、ボタンを離して相手の声を聞く
  2. オンライン型:常に双方向のやりとりが可能

初めから双方向のコミュニケーションをするために、テレビ電話やスマートディスプレイを購入すれば問題ありません。ただうちのように一方的な見守りのために見守りカメラを購入した家は、メインの機能はあくまで見守りであり、会話ではありません。

トランシーバー型は長時間のやりとりが難しく、カメラの音質もよろしくありません。たまに音が切れて、カメラから声が出ない場合もあります。短い言葉のやりとりならギリギリ大丈夫ですが、長時間の来客対応になると耐えられません。

遠隔での来客の問題はリアルタイムで対応できるかどうか

遠隔応対の大きな問題点は、来客にリアルタイムで対応できるかどうかです。

遠隔で話せるドアホンやスマートディスプレイについている通知が来ても、常にスマホを見ているわけではないので対応できないケースもあります。

介護職の皆さんの訪問は頻繁にありますが、それ以外の不意の訪問は多くありません。ただたまに来る人が結構、重要な案件を持ってくるんですよね。しかもわたしが東京に居るときに限ってです。

あと母への注意喚起を、顔を見ながらやれたら伝わり方も違うかもという思いもあって、こっちでも使えば使用頻度は増えます。

リストアップしたのは、amazonのスマートディスプレイEchoShow15です。額のような形をしていて、これならいけるかもと思って調査中です。次回の遠距離介護で、配線チェックや採寸をする予定です。

音声配信voicyの最新回は、まさにこの記事に影響を与えた出来事を話してます↓

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

遠距離介護でエコーショー、2台稼働してます。見守りカメラも設置済みです。
台所のカメラで全体を見て(主に冷蔵庫)エコーショーで会話しながら『冷凍庫のおむすび、チンして』などと、サポートしてます。
エコーショーの呼びかけ機能は、相手が何も操作することなく、顔を見ながら会話できるので便利です。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか