介護Youtubeチャンネルは開設しないのですか?

GoPro

「介護Youtubeチャンネルは、開設しないのですか?」

そう言われたこともありましたが、ずっと介護ブログ一筋で参りました。しかし、あることがきっかけで、自分の中で変化が生まれました。

動画が気になりだしたきっかけはテレビ

動画は全く興味がなかったのですが、先月テレビ局から預かったビデオカメラで考えが一変しました。

テレビで流れる映像だし、何か本格的なビデオカメラなのか? と思って、預かった機種の詳細を調べたら、8万円ほどの普通のデジタル4Kビデオカメラでした。これでテレビの映像に耐え得るんだ!という驚きがありました。

また、母や自分自身を、預かったビデオカメラで5日間撮影しながら、認知症介護の様子を動画で残しておいたほうがいいかもと思うようになったのです。

母の様子は介護ブログにずっと書いてきましたが、映像があるとハッキリ違いが分かるし、介護が終わったあと見返したり、本を書くときの資料映像になったりするかなと思うようになりました。

それに、テレビ取材の機会が増え、こうやって映像は作られるのかと裏側を知るようになったことも大きいかもしれません。

注文したGoPro HERO9

テレビ局から預かったカメラの品番を控えたのですが、そこまで本格的に撮影する気もなく、でも手軽に動画撮影できるカメラがないかなと思い、ずっと動画撮影用カメラを探しておりました。

いろいろ検討してやっと結論が出たのが、GoProです。驚くほど小さいのに、手ブレ補正もしっかりしています。本格的なカメラを買って使わなかったらショックですが、これくらいだったら3日坊主でも許されるかなと思い、購入しました。

下記リンクはAmazonの公式ですが、どうやら公式サイトからGoproサブスクリプションで購入したほうがお得なようです。わたしはそちらで申し込みましたが、注文殺到で出荷は先になりそうです。

介護Youtubeチャンネルを開設するのか?

今のところ、介護Youtubeチャンネルの開設は考えていません。

動画のメリットはありますが、テキストでサッと読みたいニーズ(ブログ)はずっと残ると思っています。動画にテキストがついていたら、わたしはテキストを読んでさっさと終わらせます。

それに録画された映像を、1.5倍速などで見ることはよくあります。動画は受け身で、10分、20分時間を拘束される感じが好きではありません。映画やドラマは別ですが、情報収集ならばオチを早く知りたいタイプです。

じゃあ、動画撮影をして何に使うのかと言えば、次のような使い方をします。

撮影した動画の使い方

先日、Zoomを使ったオンライン講演会を行いました。

講演中3回ほど、動画を用いました。単調にならないための動画だったのですが、今後Zoomの講演がもし増えたら、オリジナルの動画があるといいなと思いました。

また、コロナが終息して、通常の講演会が復活したときも、わが家の様子を動画でお見せしてもいいかなと思うようになりました。自分自身の講演の様子を記録として残しておくのも、ありかもしれません。

他にも、ブログにショート動画を貼り付けてもいいかなと思いました。実は新刊発売のときも、自分でセールストーク動画を撮影して貼り付けようか悩んだのですが、止めました。

テレビ撮影がきっかけで、動画への興味スイッチがONになった。だけどそのままYoutubeチャンネルを開設するのではなく、講演会等で使うため、介護記録として残すために撮影するというお話でした。

何かを始めるのに年齢は関係なく、いくつになっても好奇心さえ持っていれば、何でも始められると思っています。そのためには健康でなくてはいけないし、アクティブでないといけないですね!

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

今朝の朝日新聞の介護コーナーに、くどひろさまをお見かけしました。
実家には、以前紹介されていた、ネット環境がなくても使える、見守りカメラをつけたのですが、雨や風に影響されるのか??全く見られないことが多く、ちょっと残念です。
コロナ禍で、何ヵ月も会えていませんが、カメラで親の姿を確認していると、少し安心感があります。
書籍読みました。
テーマ(困り事)ごとに、見やすく、わかりやすく具体的に、介護する目線で、まとめられていて、遠距離介護の方だけでなく、どなたでも手元に置いて、時々見直したりしても、とても助けられる本だと思いました。
いつも、ありがとうございます。

毎日、色々ありますが、、今日もぼちぼち。
自分の健康が大切なことも、つくづく感じた夏でした。

どうか、くどひろさまも、お身体にお気をつけて下さいませ。

ひまわり。さま

朝日新聞載ってましたか!ご報告ありがとうございます。

推測ですが、格安SIMの電波の強さというかエリアの問題のような気がします。また画質を落とすと、安定することもあります。わたしは以前はwimaxというモバイルルーターを使っていたのですが、盛岡だと見られないこともあり、光回線の工事に踏み切りました。そのおかげで、今は安定しています。

書籍の購入、ありがとうございます! 手元に置いて見返す使い方、とてもいいと思います。

ひまわり。さまも、どうぞご自愛くださいませ。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか