年齢呪縛というパワーワード

6月22日夕方~6月23日朝まで、サーバー障害のためブログにアクセスできませんでした。

東洋経済オンラインの精神科医和田秀樹先生の記事、「『協調性のない高齢者』のほうが”若い”という根拠」を読みました。

老いの1番の原因は「年齢呪縛」にかかることと書いてあって、それあるかもと思いながら読み進めていったわけです。

どんなに年齢が若くても、結果が予測できる安心・安全を選ぶ人は、すでに心の老いが始まっている可能性があります。そういう人が結局、ある年齢になると「わたしももう70歳過ぎたのだから」と意識し、年相応の分別や落ち着きを言い聞かせ、好奇心を抑え込んで自分の願望を封じ込めてしまいます。年齢呪縛に捕まりやすいのです。

引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/677458

70歳どころか、50歳ですでに年齢呪縛にかかっているんですけど……。

年齢呪縛にかかっている自分とかかっていない自分

「50歳過ぎたしな」とか「また今度でいいかな」みたいな気持ちが、以前よりも増えつつある気がしています。実年齢を自分に言い聞かせて、チャレンジを諦める言い訳にして、それで納得するみたいな感じです。

あとはアクセルを踏む回数よりも、ブレーキを踏む回数のほうが多い感覚もあります。社会に対して、若い人に対して、勝手に遠慮したり不要な気遣いをしたり。

一方で50代になって、突然健康上の問題を抱える可能性もあります。「健康な今なら」とか「早くやっておかないと60代ではできないかも」みたいな焦りもあって、年齢呪縛とは逆の動き方もしています。

年齢呪縛にかかっている自分とかかっていない自分。おそらくかかっていない割合のほうがまだ強いのですが、少しずつ年齢呪縛にかかりつつあると記事を読んで自覚しました。

とはいえ仕事の内容は毎年違っているし、一緒に仕事をする方も違います。常にいい刺激をもらえているし、仕事上ではいつもチャレンジングな毎日です。

諦めずに最後の一押しを決めるものが健康と体力だと思っていて、スポーツジム通いは始めたもののコロナ前の体力までは戻っていません。体力で年齢呪縛をといていきたいです。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか