【認知症】介護する側が “意図的に” 廃棄したりしますか?

わたしは、”意図的に” いろんなものを廃棄します。

例1)いつのものか分からない残り物
冷蔵庫の中にあるいつ作ったか分からない残り物は、母がいなくなった隙を見計らって廃棄します。お腹を壊されるのもいやですしね。東京から実家へ戻って最初にすることは、冷蔵庫の在庫チェックと残り物の廃棄です。

例2)通販からのダイレクトメール
荷物が、勝手に送られてきた!と母が騒ぐ、プチ騒動が以前ありました。調べてみると自分で注文しておきながら、注文した事を忘れてしまい、さらに入金も忘れてたという・・・認知症ではありがちな話ですよね?

それ以来、ダイレクトメールが届いたら ”もう送らないで” と郵送元に連絡したり、来てしまったものは何事もなかったかのように廃棄しています。

例3)新聞のチラシ
何か気になる商品があると、母は相当前のチラシでも保管しています。そのチラシを見ては、どうしよう・・・買う?買わない?と言って悩み続けるので、購入する必要のなさそうなものは、保管チラシも廃棄しちゃってます。

例4)地区の回覧
これが不思議なんですが、回覧板って回覧するものですよね?でもその紙がなぜか家にあったりするんです・・・各家庭に1枚ずつなのか、分かりませんがおそらく回覧ストッパーになっている気がします(笑)

ご近所には認知症だということを伝えているので理解して頂いているのですが、近くの公園掃除やゴミ置き場の掃除などが書いてある紙が気になって気になってしょうがないみたいです・・・その日時が過ぎているのに。

ということで、こちらも廃棄してしまっています。

この 「意図的に廃棄する」 ということが、認知症の人にどういう影響を及ぼしているのか?正直分かりません。

「あれ?お味噌汁があったような・・・」

「ここにダイレクトメールがあったような・・・・」

と、母は少しは思っているのか?わたしは完全に忘れている前提で、これらをどんどん廃棄します。”わたし自身が生活しやすくするために廃棄してしまっている” 部分もあって、罪悪感は正直あります。

廃棄を繰り返すことで、「思い出す」 という行為を減らしている = 認知症の進行につながるのでは? なんて事も考えたりもします。こういう事が書いてある本、ネット情報などもあまりないので、答えがよく分からないんですよね・・・・

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5 件のコメント

  • こんばんは。

    はい。私も捨てます。持帰ることもあります。

    1.怪しそうな食材…
      冷蔵庫・戸棚にある怪しい気配の残り物、
      冷蔵室・冷凍室から出されてテーブルにある食材
      (ただし、まだ冷えていたら戻す)、
      作りかけ(?)のまま鍋の中で忘れられているっぽい物、
      炊飯を忘れ、水を吸って発酵しているのか…のような米、
      保温しすぎてカピカピのご飯などは、
      母が見ていないうちに処分します。

    2.見る度に余計な混乱を招きそうな書類…
      最近の手紙・ハガキ・領収・宅配の伝票・DMなどは、回収します。
      古ーいものは、残しています。

    3.新聞のチラシで折られた紙くず入れ…
      母はこの折紙が大好きで、暇を見つけては折っているので、
      油断すると、押入れから溢れるほどになるため、
      少しだけ残して、ときどきこっそり捨ててます。

    4.空箱・空缶・空瓶・空のプラ容器…
      少しだけ残して、こっそり捨ててます。

    ウチの場合、
    「ある筈のモノがない」のは、私が処分した物に限りません。
    彼女自身が、捨てたり・進呈したり・仕舞ったりした経緯の記憶が欠落すると、
    「ある筈のモノがない」になって、物盗られ妄想に発展します。

    あと、
    「ある筈のモノがない」の逆で、
    「置いた覚えのないものが、突然ここにある」ということもあり、
    これは不安というより、吃驚・ドッキリのようです。

    短期記憶がバリバリ落始めると、
    「ある筈のモノがない」と思ったことすら落ちますし、
    記憶が一分ごとに変化し揺れているらしく、
    彼女自身も、いちいち気にしていられず、
    もともとお気楽な性格…ということもあってか、割に平和のようです。
    (不穏は、別のところから来るような気がしています)

    私が実施しているのは、
    危険な物は(出来るだけ)全回収して、代替品を置く。
    場合によっては、貼紙する。
    危険でない物は、そこはかとなく残して回収し、貼紙しない。
    です。

    「知らないうちに廃棄する」ことで、
    母(と私の)心の平安が少しく保てるのであれば、
    それは介護のプラスに働くと思います。
    ここは、介護者の都合(余白)を考えて、いいと思っています。

  • すいかずら姫さま

    コメントありがとうございます!

    貼り紙をするということは、そこに何かがあって無くなったという事実はお母さまは理解しているということでしょうか?
    危険なものだから、注意書きを示す ということですかね?

    介護者の余白と考える という言葉に妙に納得してしまいました。そういう事をブログで書きたかったんですが、うまく文章にできませんでした・・・

  • 返信有難うございます。

    母に『そこに何かがあって無くなったという』認識があるかというと、場合によります。

    鍋や冷蔵庫の中で傷みまくっているものは、
    傷むまで、あるという認識が出来ていず、結果そうなっている訳で、これが無くなっても問題ない筈です。
    鍋ごと回収する場合は、代替の鍋を置き、貼紙はしません。

    ある・ないは分るようだけど、数の認識が出来ないことがあります。
    デイサービス料金について、4千円と言ったり、4万円と言ったり、40万と言ったりしていたので、
    彼女にとっては、4千円も4万円も40万も、同じじゃないのでしょうが、区別出来ないのでしょう。
    例えば、新聞のチラシで折られた紙くず入れや、空箱・空缶・空瓶・空のプラ容器などは、
    それが(数は変化しながら)存在し続けていた期間が長いので、
    すべてがなくなっていれば、「あれ?」と思うかもしれません。
    が、5個ほども残しておけば、「ああ、あったあった」と満足してくれると思います。

    他に、すり減った母の靴を新調するときなどは、古い方を回収し、新しいものを与えます。
    (両方与えると、新しいのを仕舞い込み、古い方を使うので)
    古い・新しいの認識は出来るため、「いつものは?」と探すかもしれません。
    新しいのを見て、「自分のじゃない」と思うかもしれません。
    で、「靴の修理中です(ホントは捨てる)。この靴を使って下さい」と貼紙します。
    新しい靴も、少し使い込まれ、慣れてきたら、貼紙を回収します。

    危険な場合の注意書きは、
    トースターの上にプラケースが置かれていて、これが溶けていたことがあり、
    ケースを回収、トースターの上の棚に吊紙しました。
    「危険!! トースターの上に物を乗せないで下さい」
    吊紙が邪魔で、物が乗せづらくなっているせいか、その後、無事です。

    母に触ってもらいたくない(私が介護で使う)ときにも貼紙します。
    「置かせて下さい」とか、「動かさないで下さい」とか。

    その他、大きな品物を新しく入れる、または回収するときは、貼紙します。

    「危険なものだから、注意書きを示す」と言うより、
    「環境が変化していても、大丈夫であることを示す」ことが多いです。
    もちろん、『注意書き』も『お願い』もあるんですが。

    さて、そんな貼紙は有効か、と言うと、
    まず、『貼紙なんて読みゃーしない』ということがあり、
    『読んでも、読終った頃には記憶から落ちている』ということがあり、
    まぁ、10回に一度でも効果があれば、上出来…というところです。

    たまーにしか更新しませんが、よろしければ、私のブログにもおいで下さい。

  • すいかずら姫

    解説ありがとうございます!

    コメントを頂くと、改めてうちも同じ事をしているな・・・と。

    うちの場合は鍋です。焼きそば2玉を調理していたら、出てきたのは1玉分。
    残り1玉はどこいったか?探してみると、鍋にべったりこびりついてました。

    それで新しい鍋を購入し、本人は喜んでいたのですがしばらく家を空けていたら
    また古い鍋使っているんですよね・・・強制的に廃棄しましたが、1か月もすると
    忘れてくれました。

    うちもゴミ箱に

    「ねこが来るから、このゴミ箱使用禁止」

    と書いてゴミ箱塞いだんですが、貼り紙は無残にも残飯の中にあったりしましたし・・・

    アルツハイマー型認知症メモというブログですよね?
    http://poodle-springs.cocolog-nifty.com/blog/

  • 返信有難うございます。

    100人いたら百通りの違う苦労をしていますよね。
    が、同じではないけど、似たようなシチュエーションもあって、
    同じ介護側として、共感するとき、あります。

    「まだ使える」と言って、使うんですよね。
    要は、使えないようにするのがベストですが、
    使いづらくするより手がないこともあります。

    1.回収する
    2.壊す
    3.貼紙して、普段見えないところに一時保管する
    4.貼紙して、ガムテープでぐるぐる巻いておく

    「故障中! 使わないで下さい」貼紙なんか結構いいのですが、ゴミ箱は、故障しませんものねぇ。。

    はい。そのブログです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年より悪性リンパ腫の父も、別拠点で在宅介護中。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)