先日、父の遺したマンションのリフォームが無事完了しました。
わたしの新刊の販促の合間に、不動産業者との調整もやっています。結局、父が亡くなってから3か月経っても、母と父の家を往復する生活は続いています。父のマンションのポストに郵便物がたまりますし・・・その郵便物の中にこんなハガキもありました。
「携帯がつながらないけど、どうしたんだ!連絡ください」
そうですよね・・・父の交友関係・連絡先まで知らないので、郵便や年賀状をくれた人には、死亡通知を返信しないといけません。遺族はこういう仕事もあるんだなぁと。
その不動産屋さん(行政書士でもある)に、わたしが本を書いていることがバレてしまいました。(問題はないです)わたしのこと、不思議に思っていたでしょうね・・・この人、東京と盛岡を頻繁に往復して、いったい何の仕事をしているのだろうと。
父のマンションを売って、その遺産で生活するパラサイトニートだと思われていたかもですよね。一部当たってますが、わたしが今持ち出しているお墓、葬儀代、リフォーム代・・・数百万を回収するために、頑張っております。マジで今年はお金使いました・・・
不動産業者との契約形態は3種類ある
マンション売却にあたって、不動産業者と契約を結びました。その際に契約形態が3つあるという説明を受けました。
- 専属専任媒介契約
- 専任媒介契約
- 一般媒介契約
わたしはというと、1の専属専任媒介契約を結びました。簡単に言うと、不動産業者1社にすべてお任せしますという契約です。2に関しては、わたし自身も買い主を探すことができます。3は複数の不動産業者にお願いするという契約です。
今回、わたしはマンションを高値で売ろう!というところが第一目的ではありません。とにかくサッサと売却してスッキリしたい、ただこれだけです。3のほうが売却の可能性が高まる気もしますが、いろんな不動産業者と連絡を取り合うのも面倒です。
ということで、今は契約を結んで内見者を待っている状態です。早速おひとり来て頂いたのですが、間取りが思っていたのと違うということでダメになりました・・・いつ売れるんでしょう、売れるまで月3万円強の管理費、積立修繕費を、わたしが支払い続けないといけません。古いマンションだから、修繕積立費とかめっちゃ高いです。
リフォームしてみて分かったこと
具体的には壁のクロスの張り替え、床のカーペットの張り替え、黄ばんだ天井の塗り替え、キッチンやお風呂、窓などのハウスクリーニング、壊れたドアの補修などを行って、30万円近い出費となりました。これでもかなり抑えてもらったほうだとは思っていますが、最低限必要な費用でした。実際の写真がこちら。
ご覧の通り、キレイになりました!リフォームして一番最初に思ったこと、それは「匂い」がなくなったことです。
父のマンションに入ると、なんとも言えない独特の匂いがありました。その部屋で父は闘病し、在宅医療や看護、介護を受けました。わたしはその部屋に3か月通って、その匂いを何度も鼻から脳へとインプットしていました。
「匂いに思い出が乗る」ことは誰にでもあると思うのですが、リフォームしたらその匂いがなくなった分、思い出も消えてしまいました。わたしは気持ちがリセットされるのでそのほうがよく、なるほどリフォームの力はすごいなと思いました。
壁のシミ、タバコの煙で汚れた天井の黄ばみなども、今までは汚いなぁとしか思っていなかったのですが、それも思い出。リフォームで一掃されたことで、それらもキレイになくなりました。
でも、冷静に部屋を見ると、何にも変わってないんですよね。ハウスクリーニングにも限界があって、キッチンなどはそこまでキレイとは言えません。お風呂の設備も古いので、新しいマンションや賃貸マンションに行ったときのあのワクワク感がありません。
父が亡くなって、いろんな相続や手続き系はほとんど年内に完了することができました。あとはこのマンションが無事売れてくれて、わたしが立て替えたお金がいつ帰ってくるのか・・・・それが終われば、父のお仕事はほぼ完了となります。
冷静に今年の後半を振り返ったのですが、本書きながら余命3か月と言われた父と認知症の母の面倒を見て、父が亡くなってその相続をしたって、自分何やってたんだ!って。今振り返って、結構ゾッとしてます。でも、その瞬間瞬間は何も考えずにしれっとこなしていたのは事実なので、よくやったなって思います。
おかげで最近体重がグッと減って、とてもうれしいです!あれだけジムに通っても痩せなかったのに。本の著者販促はいつも痩せるのですが、それに相続ダイエットも加わりました。わたしの4作目の本は「あなたもすぐ10kg痩せられる!魅惑の相続ダイエット」にしようかな。ちなみに10kgも痩せてません、5kgくらいです。
喜んでいるのも今のうち、年末年始で軽く体重は戻ると思います。この年齢になると、空気を吸うだけで太るんで・・・
今日もしれっと、しれっと。
不動産業者との契約形態の種類、参考になりました。リフォームのことも。
マンションは戸建てと違い住んでいなくても、管理費・修繕費かかります。手放すと決めたのなら、少しでも早く手放した方が良いですよね。無事に売却できますように。
介護による体重減少!私もこの夏経験しました。MAXー4㎏、現在1㎏戻りましたが。嬉しいけど嬉しくない介護ダイエットでした…。
そして、紀伊国屋でのトークショーに参加して、とても良かったです。介護者の考え方を変えるだけでもストレスが減り、ひいては介護される側にもいい環境になる等のお話や、沢山の写真とコメント。また、くどひろさんがチラッともらした地元情報が、私個人にはヒットしました!母の生活が将来どうなるかまだ未定ですが、参考にさせて頂きます!
新刊はまだ前半しか読めてないですが、認知症の親を持つ友人たちに勧めようと思っています。
みーしえるさま
マンション売るのに、契約が3つある・・・へーそうなんだってのが、ホントこの前の最新トピックでした。
お会いできて、うれしかったです!トークショー喜んで頂けて、何よりでした。わたしが思っている3倍以上、みなさんにとって「気づき」があったようです。これから介護するかもしれない人にも、面白い!と言って頂けて本当に開催してよかったなって思ってます。お手紙もありがとうございます、大事にとっておきますね。ちなみに次回はそんなに大きく告知してませんが、21日夜に診療所で医師・薬剤師さんとイベントです!
そうですか~、リフォームしてから売るということはエンドユーザー狙いということですね。
リフォームをせずに、業者に買い取ってもらうという方法もあったかと・・・
もちろん、業者買い取り価格というのは、エンドユーザーが買うより大幅に安くなってしまうわけですが、業者は買い取ったあとフルリフォームしてエンドユーザーに売るので、仕方がないのです。
けれども、その分すぐに手放せるメリットがあります。リフォーム代はもちろん、売れるまでの管理費や固定資産税の諸経費の支出がなくなりなります。
どちらが最終的にお得なのかは、わかりません。業者買い取り価格が、くどひろさんの立替金額を上回っていたなら即決だったでしょうか? いくらが妥当なのか、誰に、どのタイミングで売るのがベストなのか、難しいです。
いずれにしても、早めに買い手がつきますように・・・
アワキビ様
父が生きていたころは、その手法も検討していました。
医療費捻出のためですが、とりあえずはわたしが貸し出すことでなんとかやりくりしました。
本当は早く売ってしまいたい、でも1年くらいなら我慢できるかな・・・あと、内見はチョコチョコ来ているというのもあって、この方法を選びました。
ありがとうございます、早く売れてくれるといいです。
私も両親の空き家、一番の専任でお任せしています。うちは山梨の辺鄙な一軒家です。
先日、片付け業者に頼んで一掃するのに37万かかりました。更に、もし売れないと解体の費用や、更地にすると固定資産税が六倍になるとのこと。
今は凍結に備えて水抜きしてきました。
もういろいろ面倒。
早く売れてほしい!これだけですよね。
mmさま
やはり一軒家となると、37万もかかってしまいますか。
そうなんですよね、更地にすると固定資産税6倍なので、うちもこの実家を売るときはどうしようかと思っています。マンション早くうれてほしいです~