【人生初の家庭裁判所】成年後見制度を教えてもらいに行ってみたよ!

成年後見制度

成年後見制度について、これまでブログではこのような事を書いてきました。

  1. 妹が立て替えていたおむつ代から、今後介護費用を誰が払う?という問いかけ
  2. 認知症の母がまさかの暴挙?? 祖母の通帳とはんこを捨てる(笑)
  3. 介護者であるわたしの交通費(遠距離介護なので)が、どんどん増えていく(泣)

最後の一押しが、病院内にあったがん患者の家族を支援する 支援センターの方と話した時に、うちの内情を話したところ出てきた言葉が 『成年後見人』。

これでキター!!って思い、その日半日の行動が がん告知で余命を聞かされる → 支援センターに相談し、成年後見人のはなしきく → そのまま裁判所へ こんなスケジュールでした。遠距離介護なので、1日しかその日はいられなかったんです・・・・

いざ家庭裁判所へ(成年後見人の申立)

生まれて40年間、裁判所というところへ行ったことがなかったわたし。告知のダメージもありましたが、まずは妹と裁判所の受付へ行き、成年後見人について知りたいというと、所定の課まで案内されました。

その後約20分のDVDを見たのですが、この時点で妹は 『なんだか難しそう・・・』 と。わたしはというと、『なんか面白そう!』 ということで、この時点で私が後見人になるという、家族決定がなされたのでした。軽っ!

その後、後見開始の申立に必要な書類についての説明がありました。あとで分かったことなんですが、この時は興味本位に加え、最初に書いた諸事情で暴走してしまいましたが、司法書士や弁護士にこれらすべてを依頼しても問題ないです。但し、20万~30万くらいの費用はかかります。

で裁判所の方に説明して頂いたのですが、何せ司法書士やら弁護士の方がやる事もあるこの申立。はっきりいって面倒ですが、やる気になればわたしもできましたから誰でもできます!第三者にお願いしたら、えらくお金とられますからね。こんな分かりやすい?パンフレットももらったのですが・・・

成年後見制度のパンフレット↓

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成年後見人になるまでのステップを動画で!

このDVDをわたしは裁判所で見せられましたので、こちらをご紹介します。こちらを見ると、後見人ってこういうことなんだ~ とわかると思います。ウルトラマンタロウが登場します(笑)

今回は裁判所にいきなり行ったら、こうなった という記事でした。全国で136,000人の方が、成年後見人になっているそうです。まだまだ利用者は少ないですが、確実にこれから増える事が予想されます。次回は申立まで、どんな事をしたかの体験記を書きます。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか