【癒しじゃないワン!】犬が認知症の症状を改善するドッグセラピー

ドッグセラピー

クラウドファンディングで募金してみたワン!

独居の母のために、犬とかインコとか飼ってみようかな・・・以前からそんな事を考えていたところ、犬を飼うことが認知症によく、しかもそれを実践しているドッグセラピーが、こんな寄付の募集をしていました。

急増する認知症高齢者に対し、ドッグセラピーはリハビリ意欲や自発性を高め、日常生活の動作全体を向上させる効果があると考え活動しております。

当協会の活動は、会員様及び寄付者の皆様の温かいご支援に支えられています。お寄せ頂いた寄付金は、セラピードッグたちの治療費や食費、ワクチン代、人件費、施設維持費など大切に活用させて頂いております

この文章だけで、わずか3000円寄付してみました!そしたら、わたしがなんと2人目の寄付者・・・あれ?

寄付した後で、動画を見たワン!

ドッグセラピーのYoutube動画。48分と長いんですが、ふさぎこんでいた認知症の人が犬と接することで意欲的に変わってます、これ面白いな!って事で、続けて関連本に手を出しました。

本を読んでみたワン!

順番がすべて逆ですが、本を読むと単なる犬の癒しじゃないんだなって事が分かりました。いわゆる施設に犬が訪れて、レクリエーションの一環的なそういうものではないと。どんなことかというと、

お年寄りたちに「この子のために自分が元気でいなければ」「私が守ってあげなければ」というような言動があったとき、「逆セラピー」と言って笑ったのだった。(略)セラピーを行う側と受ける側の間では、この逆の関係こそが「元気のもと」であり、著効を生み出す源だと気づいた。

認知症という病気を負って弱者になった人が、犬に対しては「優位にたてる」ということなんです。犬はわたしより弱いっていう発想があって、それを守ってあげることで生まれる役割、使命感が大切だと。餌やりや散歩などのちょっとした役割でも、達成感が得られるので表情や行動に大きな変化になるんだそうです。

しかも失語症を犬が改善するっていう・・・意味分からないですよね?でも現実として、言葉を発する事ができるようになるんです、犬でないとできないんですよ。しかもお年寄りたくさんに犬1匹かと思いきや、個別セラピーなんですよね。盲導犬とかと一緒で絶対数が足りないよな・・・

そしてメールしてみたワン!

寄付のお礼メールを頂いたので、特典はステッカーとかモノじゃなくって施設ツアーがいいんじゃない?って図々しくも提案してみました。東日本大震災のクラウドファンディングで倒壊したお店が特典にツアー(交通費・宿泊費は自己負担)を組んでたので、それがいいんじゃないかと。

すると、返事を頂きまして、おひとりからでも見学可能とのお答えが。何かの機会で行ってみたいなぁって思ってます。寄付する方はモノよりも体験が欲しいんじゃないかなって思います。

ドッグセラピー

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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか