在宅介護はまだまだコロナの影響を受けますよね

まん延防止等重点措置も解除され、観客人数の制限を設けないプロ野球の映像とか観光地に人が押し寄せるニュースを見て、うらやましい気持ちになります。

高齢の母の介護と基礎疾患持ちの妻がいますし、いつもお世話になっている医療・介護職の皆さんのことを考えると、そう簡単に行動制限を緩めるわけにもいきませんし、オミクロン前くらいまで感染者が減ったら、外食くらいは行けるのにとか思ってしまいます。

介護家族もそうですし、医療・介護職の皆さんは特に、ご自身に対して厳しい行動制限をかけていらっしゃると思います。しっかりコロナ対策してくださって、ありがとうございます!

ワクチン3回目の接種を終えて2週間が経過し、今回の遠距離介護もいつもどおり2週間は自宅でひっそり生活します。

しっかりコロナの影響を受けた在宅介護

時期はハッキリ書きませんが、2022年に入ってから、コロナの影響を思いっきり受ける機会があって、介護保険サービスが停止してしまいました。これだけ感染する人が増えたら、ノーダメージでいられるわけないと思ってましたが、やってくるときは突然です。

わたしが帰省中だったらなんとでもなるのですが、東京に居るときのことでした。突然なので、明日からどうする? って感じで、家族は慌てます。

自分が急きょ実家に帰ることも考えましたが、ワクチン3回目の接種を終えるまでは帰れないと思っていたので、頼るべきは岩手に居る妹です。めったにないことですが、実家に長期で泊まってもらい、そこから仕事に行くという荒業をやってもらいました。

緊急で使える介護保険サービスもあったので、そちらの日数を増やして対応する策をケアマネさんや事業所の方と話し合って、妹が対応できなくなったときのバックアップも準備しまして、結局、妹だけでなんとか乗り切りました。

1週間程度とはいえ、デルタのとき以上にコロナが身近にやってきているので、今後もこういうことは起こり得るかなと。身に染みて介護保険サービスがないと、うちは在宅介護ができないなって改めて思いました。

これまでも3日程度の停止はありましたが、1週間は初。しかも最近は身近なところで、影響あるかも?って思う機会も多いので、引き続き覚悟しながら介護を続けていきます。

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今日もしれっと、しれっと。


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2件のコメント

くどひろ様

もし、私が妹さんの立場だったらと考えながら拝読しました。
市内にお住まいとはいえ、お子様がいらっしゃるとのことで頭が下がります。
今後の介護について、ヘルパーさんを入れる時期、施設に入るタイミングなど姉妹で意見の相違があり、悩むことが増えました。

sakoさま

県内にいる妹は、娘が社会人になって、あとは高校生の息子だけになったので、介護に時間を割きやすくはなりました。
きょうだい間の意見の相違は、介護の悩みで本当に多いと思います。介護される人と介護者間の悩みより多いかも??

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか