1か月前、Yahoo!のトップニュースでこんなトピック見かけませんでしたか?
認知症の7割、友人に会うの「やめた・減る」
これは認知症フレンドシップクラブ事務局と全国の家族会が実施した、「認知症の人にやさしいまちづくりに関するアンケート調査」の結果の一部です。
この調査は認知症ご本人約300名に聞いたもので、Yahoo!トピックに載ったもの以外でも興味深い結果があったので、ご紹介します。ついでに、実現方法も勝手に考えてみました!
なぜ友人に会うのを止めたのか?
認知症の方がこういったことを気にした結果、友人に会わなくなります。
・駅構内で迷ったり、バス停を探したりすることが難しい 51%
・券売機や自動改札など機械操作が難しい 50%
・標識や地図を理解するのが難しい 48%
他には自動車運転を止められている、道に迷う不安、認知症を近所に知られたくないという意見もありました。
あったらいいな!認知症の人にやさしいサービス
・ 商品選びや支払いを手伝ってくれる「買い物サポーター」 66%
・ 認知症の人も安心して利用できるお店や機関の認定や紹介 65%
・ 銀行や駅などで、人が対応してくれる窓口や、インターホンの設置 64%
・ 時間がかかっても大丈夫なレジ「スローレーン」の設置 60%
・ 行き先(バス停や駅など)についたら知らせてくれるサービス 57%
社会的な認知症に対するバリアを払拭するためには、こういったサービスがあるといいですね。一方でプライドを持たれる方も多いので、こんなスローレーンなんて使えるか!という人もいるでしょう。
イオンには認知症サポーターがたくさんいるので、買い物サポートもしてくれるのですが、そもそもあの広さで迷ってしまいますよね。うちの母は広すぎて何が何だかわからないので、嫌いって言ってます(笑)
認知症の知識をもっと持ってもらいたい人
・ スーパーや商店の店員 64%
・ 一般住民 63%
・ 銀行や郵便局の職員 58%
・ 駅の係員やバスの運転手 57%
一般住民ってのが、意外な答えです。一般住民の理解度が低いっていう思いがあるんでしょうね。
こんな未来はすぐそこに
こういうアンケートを見ると、つい 「どうやったら実現できるかな?」 って考えたくなります。最近やたら目にするIOT(Internet of Things)が解決してくれると、わたしは勝手に思っています。
モノのインターネットという意味なのですが、インターネットはパソコンとつなぐものという発想しかなかったものが、電化製品など、いわゆるモノとインターネットが接続するという動きです。
例えば買い物サポートしてくれる人がイオンにいても、我が家だと意味がないんです。母はいつも買いたいものが決まっていて(ホイップクリーム、見切り品、柿)、サポーターの方はそれを鵜呑みにします。すると、冷蔵庫はいらないものだらけになります。
IOTが実現すれば、スマホでサポーターの方が我が家の冷蔵庫の在庫チェックをして、
「冷蔵庫にホイップクリームがもうありますね~」
となり、無駄なものを買う事が無くなります。他にもドアの開閉、部屋の温度、そもそも家にいるかなど、今でもいろんな機器を購入すればできますが、IOTの一般化でスムーズになります。遠距離介護もラクになります。
2020年がIOTのひとつの節目と言われているので、ここから5年間でどんどん普及していきます。自身の介護をラクにするためにも、新技術もチェックしてみましょう!気付いたら記事で発信していこうと思っています。
今日もしれっと、しれっと。
そうですねー。バリアフリーってよくいいますけど実際は段差がないってぐらいなだけで
認知症の方についてのバリアフリーはほとんどないですね。
母が自動給水器をつかえるのも 物によります、イオンのはだいたいダメです。でも同じイオンにあるサイゼリアのは使えます。
何故かと言うとサイゼリアなどのファミレスには「おいしい水」って大きく表示があるんですよね。(多分ドリンクバーと間違えないためだと想いますが・・・w)
イオンにはありません、そして給水器の脇には押すと紙コップが出てくるボタンがあって母はそっちばっかりおしてしまいます。
こういう「認知症に対するバリアフリー」がもっと進めばいいなあーと想います。
syumitektさま
なるほど!あの「おいしい水」が認知症の方のバリアフリーになっているとは!
そう考えると確かに駅の運賃表や操作などは、全く持ってバリアフリーではないということになりますよね。
また勉強になりました!