認知症の母(71歳)が突然、デイサービスを拒否し始めました・・・2週連続でお休み中(泣)
実はこの記事、母とデイ拒否について話しあった直後に書きました。デイサービスに行きたがらないという悩みを抱える方は、相当数います。
「介護から解放される時間がない!」 「交流が減ってますます認知症が進む!」
など、デイ拒否されると介護者自身も、認知症本人にとってもメリットがありません。我が家の場合、亡くなったアルツハイマー型認知症の祖母もデイ拒否する人でした。
亡くなった祖母から学んだこと、施設相談員さんから聞いたこと、我が家の工夫を4つの対処法としてまとめました。
デイサービス自体が、本人にそもそも合っているか?
母がデイ嫌いなのは、本人いわく
「お遊戯っぽくていや」
とのこと。祖母がデイで作った紙粘土のブローチをかわいいと言いつつも、自分で作るのはプライドが許さないようです。また、やらせれ感が嫌で、歌いたくないのに歌うのがイヤらしいのです。
本人がそういうので、レクリエーションをしない、母の好きな調理ができるデイサービスを選びました。本人は満足していますが、なんで拒否し始めたのかな・・
病院も行ってみないと分かりませんが、デイも見学しないと分からないので本人に合っているか家族が確かめるべきです。利用者のチェックもわたしはしました、見学時に90分お話してみました。
意外とケアマネから紹介されたからという理由でなんとなく通わせている人もいるはずなので、一度ご自身の目で確認すると見えることもあると思います。
認知症本人の立場で考えてみる
デイサービスに行くと、いろんな人がいるので失敗したくない、うまく会話ができないなど不安な人もいます。ここはどこだろう、あの人は誰だろうということにもなります。そういった状態になり得ることを家族として理解する必要があります。
どうしても介護から解放されたい!という思いが強すぎて、介護者中心で考えたくなりますが、認知症ご本人の気持ちも汲み取ってみると、デイ拒否してもしょうがないなぁ・・・という気持ちが少し芽生えますよね?
デイサービスでの役割を与える、自尊心をくすぐる
亡くなった祖母がデイ拒否していた時の連れて行き方は、
「×さんがいないと、みんなが寂しがる。お通夜みたいになる。」
といって、本人がいないとダメ!という役割を演出しました。母に関しても同じで、
「料理手伝ってあげないと、調理の人も大変だから手伝ってあげて」
という言い方をしています。どちらも役割を与える、重要な立場なんだよという言い方をしています。本人のプライドを満たしてあげることで、
「じゃぁ、行ってやるか」 「もう、しょうがないわね~」
という気持ちになっているようです。自尊心をくすぐってあげると、自発的に動いてくれることもあります。
認知症介護の基本を忘れない
言葉のやりとりは忘れても、イヤだという感情の記憶だけは残る のは認知症介護の基本中の基本です。デイサービスに行かないと、
「デイ行かないとダメでしょ!デイ行きなさい!」
「ほら!せっかく迎えに来てもらっているのに、だめでしょ!」
と怒鳴りがちです。それではデイ=嫌なもの という感情だけが残る結果になります。介護から一瞬でも解放されたいのに!っていう気持ちは分かりますが、自分の気持ちを押し付ける事で次回以降ますますデイに行ってくれなくなります。
いかがでしたか?認知症本人よりも、介護者側でなんとかする対処法ですが、お試しください。
ちなみに母にこの対処法をしたところ、
「分かった!明日は行く!」
と納得してくれました・・・忘れないでね、その気持ち(笑)
今日もしれっと、しれっと。
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