デイサービスに送り出してみて分かったこと

親家片

デイサービスを利用する方の多くは、介護から解放されるためや自分の時間の確保が目的かと思います。

通いの遠距離介護3年目のわたしは、東京に戻ってきた時点である程度解放されています。自分の時間も確保できているので、母(71歳)と一緒に居る時に自分の時間の確保は要りません。

攻めのデイサービス利用

では、何のためにデイサービスを利用するかというと、

・独居で話す時間が極端に少ないので、他の人と話してもらう
・料理好きな母に、調理リハビリテーションをやってもらう
・ひとりでいると妄想時間が増えるので、それを減らす

・1年以上入ってないお風呂に、いつか入る
・90歳を過ぎても、自宅で過ごすため

・80歳からデイに通わせるのは大変だけど、早めに慣れてもらえば後でラク

上記を実現するための手段であり、わたし自身の介護からの解放は目的にはしてませんでした。ところがいざ、母を送り出してみると・・・・

なるほど!これが解放感なのか! 東京へ戻ってきた時の解放感とは種類が違うことが分かりました。

空いた時間で何をやったか?

まずやったのは、親家片(おやかた)の続きです。親の家を片づける親家片ですが、ゆっくりゆっくり1年近くかけてやっていたのですが、ちっとも終わりません。

終わらない理由は、そもそも母が捨てたいと思ってないから、こっそり少しずつばれないように廃棄してたからです。メインは食器の整理ですが、腹に隠し、自分の部屋へ持って行って、たまったところで山奥のゴミ集積場へ。たまにバレて、食器棚に戻ってたり(笑)

レンタカーの後部席に食器を詰めて、廃棄場へ↓
親家片

次に冷蔵庫の整理です。腐りかけのキノコ、にんじん、危ないものが冷蔵庫に入っています。今までは母よりも食事を早く済ませ、台所の残飯入れにさりげなく廃棄するという、コソコソ対応だったのですが、これをゆっくりすることができます。

食器は本当はできるだけ残しておいてあげたいんですけど、食器が多すぎると、食器の後ろから期限切れ食品が出てきたりするし、整理整頓ができないんで食器棚がぐちゃぐちゃになってしまいます。探すのも大変そうです。

解放感ってこういうことか!

母がいない実家で数時間過ごしてみると、なるほど!確かにひとときの解放感というのを感じます。まだそんなに手がかからない母ですが、やはりいろんな事がどこかで気になってたんですね。それがどんなことか?というと、

・何度質問されても、怒らないスイッチ
・財布探し
・メガネ探し
・頻繁に繰り返される、妄想への回答
・料理を食べる時にある、食材への妙な恐怖感

すべて小さなことですが、いない時間はこの意識が消えてます。同居で24時間介護されている方にとっては、デイサービスはとても貴重なんだな・・・改めて感じたのでした。

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親家片

2 件のコメント

  • 解放感、わかります。 母が一人ででかけてもすぐ帰ってきたりするので誰か他の人とでかけたときなどは 本当に飛び上がって喜びました。今でも すごいテンションあがります。
    どんなに調子よくいろんな記憶あるなあー と思っていてもいつ変なことをしでかすかわからないし、同じ家にいる限りいつよばれるかわからないですからね。
    とびあがるほどうれしい というのをまさに実感しますよ。

  • syumitektさま

    >同じ家にいる限り、いつ呼ばれるか分からない

    ホントそのとおりです。うちはモノ探しが7割って感じです。

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    ABOUTこのブログを書いている人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか