ネットの世界(特に掲示板や価格.comなど)では、過去のやりとりも見ないで同じ質問をしたり、何でもかんでも聞く人を “クレクレ” とよく言います。?
そんな人は、ググれカス(googleで調べることをググるといい、自分で調べろ!という悪口)と言われ、自分で検索エンジンを使って調べることになります。
仕事上でも、4月入社の新人が何も考えずに聞いてきたら、「まずは、1回分からなくてもやってみて!」と突き返す先輩もいます。これらは社会やネット上での話なんですが、介護の世界は優しさに包まれているのでこうはなりません。でも・・・
介護の世界にある特殊なフィルタ
介護される人は別ですが、主介護者は介護者と比べて元気な場合が多いです。自分で調べようと思えば調べられるし、本も読めます。最初は何も分からなくても、時間が経つことに主介護者も成長していくはずです。なのに・・・
主介護者まで、介護される人と一緒に “いつまでも” 助けてもらおうっていう魔法にかかってしまうんですよね。ケアマネはこれくらいやって当然!、ヘルパーはこれやってくれないとかとか。
クレクレな主介護者は多くても、介護職のみなさんは絶対にググれカス!とは言わないし、1回試しにやってみて!とも言いません。主介護者>介護職 の関係が成り立っていて、客>店員 の関係に近いです。
でも、ボランティアではないんですよね・・・わたしのような介護家族は、”いつまでも” なんでもしてくれるような錯覚に陥ります。
もう一度 「感情労働」 のはなし
以前こういうお仕事に従事している人を、ホワイトカラー、ブルーカラー以外のジャンルとして感情労働者とブログで紹介しました。wikiの感情労働の定義はこうあります。
「感情労働」に従事する者は、たとえ相手の一方的な誤解や失念、無知、無礼、怒りや気分、腹いせや悪意、嫌がらせによる理不尽かつ非常識、非礼な要求、主張であっても、自分の感情を押し殺し、決して表には出さず、常に礼儀正しく明朗快活にふるまい、相手の言い分をじっくり聴き、的確な対応、処理、サービスを提供し、相手に対策を助言しなければならない。
感情労働者は、介護職、看護師、コールセンター、営業、教師、その他サービス業なども含まれます。こういう職種で頑張る方々から見れば、サラリーマン社会のしょーもない揉め事なんて鼻で笑っちゃうんでしょうね。すごいよな~
甘え過ぎはいけないよ!
それに甘えちゃぁ~いけないよっ!って思うんですよね。主介護者=介護職、あくまで並列な関係です。協力しないといけません、丸投げはだめです。
だからイベントなどで、一方的に介護職批判をしている主介護者と話すのがホント苦手です。実際、何回か言っちゃった事もあります。
「おまえはクレクレタコラか!」って。
ご高齢でどうしてもケアマネさんを頼らざるを得ない、体が不自由で介護している方もたくさんいらっしゃいます。自分だけのケアマネさんではないということを、忘れちゃぁ~だめです。
一方的なクレクレに注意しましょう!
注)今日は4月1日、ピンクのところだけはウソです。クレクレタコラは、わたしが生まれた翌年の1973年に放映されてたそうです。知らないはずのクレクレタコラ、なぜ頭に浮かぶ・・・?
今日もしれっと、しれっと。
今日、たまたま介護職の友人とお話していて、その方が、働いていて生じるいろいろな感情を、帰宅後にどこへ持って行ったらよいかわからない…と嘆いておりました。そういうのを瞬時に忘れられる人じゃないとやってられないと。すごいですよねえ・・・きっとストレスが。
私、アメリカにいた時があるのですが、スーパーの店員さんはみんなすごくエラそうです。お客さんもレジでは必ずありがとう、というのは当たり前でした。日本ではよ~~く見ていると、ぶすっとして何も言わないお客さんが多いですよ。どうも日本の方が、お客>店員が強い気がします。人間同士ですから感謝の気持ちはいつも持っていたいですよね。
baba153さま
コメントありがとうございます!
レジの話、なるほどですね~
座ってレジ打ちしてますよね?日本が座るレジ打ちが普及しないのは企業側がお客様に失礼という気持ちもあるのかもしれませんが、下手すると客がクレームだしたりするからかな?なんて思います。本当に人間同士なんですよね、おっしゃるとおりです!