1/18新刊発売しました!

「介護の費用は先行投資型にしてみよう!」 という提案

介護費用

一般的に介護にかかる費用は、歳を重ねる毎に増えていきます。申請すれば入院費は限度額以上にならなかったり様々な補助も増えますが、それでも歳を重ねると出費は増えます。

将来、増えるであろう介護費用のために貯金をし、不安を解消しようという人もいるでしょう。また現在介護中の人も、これから症状が悪化する事を想定して、介護費用をプールされている方もいると思います。

そんな介護費用を、下記グラフ化してみます。(久々の登場!ペイントを使った貧相なグラフ)横軸に年齢、縦軸に介護費用とすると、一般的には黒のラインになります。


しかし、敢えて赤のようなラインを目指してみよう!というのが、今日のお話です。

国は増え続ける医療費を削減するために、中高年に生活習慣病の予防に取り組んでもらうべく、メタボ受診しよう!と言ってます。病気になってからでは医療費がかかってしまうので、もっと前で手を打つことで医療費の削減につながります。

赤のラインはこの話と同じで、個人レベルでもやっていこう!と言いたいのです。ちなみに我が家ですが、祖母が黒いラインを経過して亡くなったので、母には赤いラインを意識してやってます。

どうしても後手後手になりがちな介護

亡くなった祖母(当時89歳)の場合、子宮頸がんが見つかって入院。病院代がかかるようになり、オムツを購入、便いじり対策のパジャマを買ってさらに増えました。大腿骨骨折の手術もあったりして、限度額に到達してしまいました。

祖母が亡くなった時に思ったのは、

くどひろ
認知症の母も後手後手で、出費を重ねていいんだろうか?

ということでした。母の場合は割と早い段階で要介護認定を受け、認知症の通院やサプリ、手足のリハビリ、わたしの新幹線代などがかかってますが、節約できるところはやりつつも、先に先に!というイメージです。

介護施設に月15万払う未来におびえて使わないでいるよりも、認知症のお薬やココナッツオイルなど、とにかく先行投資でやってます。

赤のグラフのぽっこりした部分が先行投資のイメージで、意識して介護の初期段階でお金を使うことが、人生トータルで見ると介護費用の削減につながるのではないかと。

リハビリの回数を増やす、デイサービスの利用を増やすと介護費用が月1万円も増える・・・ってがっかりしがちですが、この月1万円の出費が、介護施設月15万の支払いを何年も先送りしているかもしれません。

病院食よりも、元気なうちにおいしいお寿司を食べてもらったほうがいいですよね?つなぎパジャマより、ステキな衣服を着たほうが本人は喜びますよね??

未来はだれにも分かりませんが、わたしはそれを信じて介護費用を先行投資をしています。ケアプランの見直しで、月々の出費が増えるぞ~ でも在宅期間が増えるための先行投資だから、トータルでみれば安いと考えています。

そんな介護費用の使い方、どうですか??

今日もしれっと、しれっと。


【2023年講演会予定】


 


【2023.01.18発売!】
東京と岩手の遠距離「在宅」介護を、10年以上続けられている理由のひとつが道具です。わたしが使ってきた道具を中心に、介護保険の杖や介護ベッドなど福祉用具も含め、介護者の皆さんがラクになる環境を実現するための本になっています。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(79歳・要介護3)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて11年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか