昨年末に母の血便が見つかって、大腸内視鏡検査を実施。痔が見つかりました。検査当日は腸管洗浄液を2リットル飲みますが、その前日に飲んだ下剤のお話です。
夜に下剤を飲んで寝たところ、翌朝の寝室がありえないほどの大惨事になったようです。リハパンは履いていたのですが、下剤がよく効いたようで、タオルケット、シーツ、電気毛布が便まみれになってしまったのです。
妹からLINEで「洗濯できないレベルだから、全部捨てていいよね?」と、東京に居たわたしに連絡が来ました。「もちろん捨てていいよ」と返事をしつつ、「燃えるゴミに出す時間はある?」と聞いたら、それはないとの返事が。
それならニオイ対策のため、外の小屋に逃がしておいてとお願いして、1週間後にわたしが帰省したときに廃棄することになりました。
小屋を開けてみると
実家に到着して小屋の扉を開けると、ビニール袋にタオルケット、シーツ、電気毛布が入っていました。透明のゴミ袋の外からでも便の付着が確認できたので、最短の燃えるゴミの日に廃棄することに。
待てよ、これ燃えるゴミで捨てていいのか? タオルケットやシーツはいいとして、電気毛布は違うのでは?
早速、盛岡市のゴミ分別辞典を検索したところ、電気毛布は不燃ゴミと書いてありました。えっ、あの禁断のビニール袋を開けないとダメなの?
そんなことよりも先に、母の電気毛布が必要です。近所の家電量販店に行くと、在庫処分セール中で、5000円ほどで購入しました。掛敷兼用の電気毛布を買いましたが、失禁があるので掛でしか使えません。
禁断のビニール袋を開封
電気毛布を購入した翌朝、マスクでニオイを防御し、さらにビニール手袋をして、氷点下の外でビニール袋を開けました。日中は仕事の時間を確保したいので、デイの送迎が来るまでの1時間で処理することに。
ビニール袋を開けると、マスクでも防ぎきれないほどの便臭が襲ってきました。電気毛布だけ取り出して恐る恐る広げてみると、ベージュ色の電気毛布が茶色になっていました。広範囲で汚れているうえに、固形の便も出てきて、何もせずにビニール袋に戻したい気持ちに。便失禁10回分くらいか?
東教授が財前の体にメスを入れたあと、転移がひどくて手が付けられないと言ってオペを止めた、白い巨塔のシーンを思い出したりして。
でも燃えるゴミには捨てられないし、このまま不燃ゴミ置き場に置いたら、ゴミ集積所が便臭で大変なことになります。オペは続行するしかありません。
まずは下洗い。固形の便は、トイレに流すためによけます。残りは、消臭ストロング入りのお湯を張ったバケツの中に入れて、ザブザブと洗いました。1回目は水が茶色く濁り、2回目も同じ。3回目でやっと、毛布のベージュ色が見えてきました。
ある程度便が落ちたところで、今度は浴槽で消臭ストロングのつけ置き洗いです。2時間ほど経つと、もう便まみれだった電気毛布とは分からないレベルになっていました。そこから洗濯機で洗濯、脱水を行い、お天気が良かったので外に干してこうなりました。
あり得ないくらい、キレイになりました。さすがに便まみれの電気毛布の写真は撮影すらしていませんが、本当に手強い相手でした。
不燃ゴミに廃棄するために電気毛布をヒモでしばったのですが、これ、まだ使えたんじゃないかと。どうせまた汚しますしね。でもコードを先に廃棄してしまっていたので、捨てるしかありません。
オペ中に来ていた服を洗濯し、浴槽もキレイに掃除。移動したときに触ったかもしれないドアノブの消毒、手ももちろん何回も洗って、最後に洗濯槽をクリーナーでキレイにして完了しました。
あの便と戦って勝利したので、この先の便失禁はもう余裕でしょう。わたしの便失禁処理レベルが、一気に10くらいランクアップした出来事でした。
音声配信voicyの最新回は、この前の要介護認定について語ってます↓
今日もしれっと、しれっと。
うちは、防水ベッドパッドの下に電気毛布を入れて使用しています。スマートプラグで19:30〜7:00で電源が入るよう設定しています。
やまゆりさま
乾燥機の温度にも耐えうる防水シーツもあるくらいので、いけそうですね。と言いつつ、ご存じかもしれませんが電気毛布&スマートプラグの組み合わせは、”本当は” 電気用品安全法的にNGですよね。
わたしもまずい使い方を過去にしていて、ブログに残してあるので注意書きをしっかり追記しておかないといけません。
くどひろ様
そうでした…便利だったのでつい…