【5軒目の介護施設見学】最終回はグループホーム

今回の施設見学はラストですが、ブログに書こうか悩みました。

というのも、ちょっと変則的な見学だったからです。どう変則なのかはここに書けないのですが、でも深く見学できました。

医療、介護幅広く情報を集めました

今回の見学もグループホームで、推薦してくださったのは医療系の方です。わたしは医療介護問わず、日頃お付き合いのある方に幅広く質問するようにしているのですが、医療系と介護系で提案してくる施設が違うのが面白いですね。

変則なので、料金の話はしませんでした。でも施設は1ユニット9人、すべて埋まっていました。建物はキレイ、利用者さんはテレビを見ている時間帯だからなのか、皆さん静かでした。

5つの施設の順位付けはなんとなくできたのですが、最終的には次の結論になりました。

5つの介護施設を見学しての結論

何度もブログに書いていますが、わが家の結論は在宅で粘ったほうが母は元気でいられる、施設を見学してそう確信しました。

介護度も年齢も母とそう変わらないのに、施設にいらっしゃる皆さんは覇気が感じられません。4つのグループホーム、1つの特養の利用者さん数十人を見たわたしの個人的な感想なので、あてにしないで欲しいのですが、それが正直な気持ちだからしょうがないですよね。

レクをしている時に施設見学をすれば、元気な利用者さんが見られたかもしれませんが、だとしても、自宅で生活してデイを利用している利用者さんのほうが元気です。施設見学を5つしている途中で、デイを3つ見学したのでその比較です。

要介護4でも、重度の認知症でも、ひとり暮らしでも、介護保険サービスを活用してまだまだ自宅でやっていけると思っています、しかも遠距離在宅介護という形で。もちろん何があるか分かりませんが、にしても今のこの形はやはりベストでした。

介護施設をいろいろ見学して、分からないなりに施設の違いはなんとなく分かるようになります。ただ1時間程度の見学では、本当のところは分かりません。

今日もしれっと、しれっと。


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2件のコメント

見学でわかることは限られているので半日滞在したとしてもあまり影響は
ないと思います。
大きな違いはおそらく「自分でやる」か「お世話する」だと思います。
なにかあって裁判となると多くは施設側、職員側の責任となるからです。

これは大きな問題だと懸念しています。
それでも在宅ができないとなると入所するしかありません。

これからは自分で考えておく世論が高まることを期待しています。

匿名さま

そうですね、1時間も半日も1日も差はないと思います。
前のブログ記事にも書きましたが、施設はリスクが取れないので過保護になりすぎて衰弱するリスクがあります。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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