2024年1月~2025年10月までの約2年間、常に本の執筆が頭にありました。手を動かす執筆はもちろんですが、本のネタを探したり、構成を考えたり、生活のすべては介護と本のためと言っても言い過ぎではないほどの日々でした。
そのため本やネット記事、論文など、どうしても介護中心になってしまい、本を書くために文章を読む時間がほとんどでした。しかし本の執筆を終え、次の本を書いていない今、やっと自由に読書ができるようになりました。
読書記録はインスタグラムにアップ中
自分の読書記録は、インスタグラムにアップしています。ここ数年は年に数本程度しかアップできていなかったのですが、最近は急に更新頻度が増えました。ご興味ある方は、このブログのトップページのインスタマークか段落頭にあるリンクを確認してください。
介護の本が多かったのですが、これからは介護の本以外のジャンルも増えていくと思います。最近はほとんど小説を読んでいませんでしたが、リハビリを兼ねて小説を読むかもしれません。ノンフィクションが好きなので、読まないかもですが。
文フリで話題になったプロの物書きについて
Xで話題になっていた、文学フリマにプロが参加するのはどうかという議論に注目していました。文学フリマは作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で作品を販売するというコンセプトなので、商業出版を売ってもいいようです。
わたしは文フリに一度も参加したことはなく、自分が文学と思ったら参加できるとはいえ、ZINEを作ったことはないし、たくさん発信しまくっているから、興味はあっても参加していません。
議論のどこに注目していたかというと、いわゆる元商業と呼ばれる人が参加しているところに関心がありました。何をもってプロなのか。商業出版して、印税をもらえればプロ? 印税だけで生活なんてできないから、他の仕事をかけ持っていればそれはプロではない?
たまたま自分は10年以上、商業出版で本を出す機会に恵まれてきました。今年は2冊も出すことができてありがたいのですが、この先本を出す機会はあるのかな? と思っています。出版業界が小さくなる中で、自分もいずれは「元商業」になるような気がしています。
介護というニッチなジャンルの中だから、運よく本を出せてきました。出版社も介護を社会課題と考えて、本を作ろうとする時代があったのですが、そういう余裕がなくなっている感じがします。きっと、わたしの商業出版のチャンスも減ってくるでしょう。
あくまで肌感ですが、介護の本のインフルエンサーへの声掛けは今後も続くと思います。新しい著者を発掘し、眠っているお宝を探す。あとは実績があって確実に部数が読める著者。二極化していく中で、たまに社会課題解決のために介護の本が出る、そんな未来を予測しています。
とはいえ、介護のジャンルで後者にあたる人は誰なんだろう。いないとなると、社会課題解決的な本の出し方が、ヌルっと続くかもしれません。
本を出し続けるって、本当に難しいです。さらに売れる本を作るのは、もっと難しいです。わたしは本だけに固執していないので、本から派生するお仕事ならなんでもありと思っています。
今日もしれっと、しれっと。
2025.12.13(土) 出版記念イベント開催!
11/17(月)『工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント』(翔泳社)の発売を記念して、12/13(土)朝10時から、東京・品川にあるフラヌール書店(不動前駅)とオンラインのハイブリットで出版記念イベントを行います。ブログや音声配信では絶対に話せないリアルな介護の話を、たくさんします。オンライン参加は顔出し不要、匿名参加OKです。気軽にご参加ください!介護の本屋「はるから書店」




























ご無沙汰しています。ジャスミンです。
Xで話題になっていた文学フリマ議論は、身内が関わっていた番組がきっかけだったこともあり、注目していました。
「プロが参加するのはどうかという議論に注目していました。」
このような議論があったんですね。
コミケVS ZINE だけだと思ってました。
ところで私、2年前に多系統萎縮症という脳の難病を発症してしまいました。
品川の講演会は鍼灸治療と重なり、残念ながら伺うことができません。
治療法がない病なので、リハビリや鍼灸で進行を遅らせるしかないです。
工藤さんの奥様とお母様の難病について書かれた連載を拝読したいと思いました。
12月13日のご盛況をお祈りしています
ジャスミンさま
ご無沙汰しております!
番組きっかけだったのですね、全く知らずにXを見ておりました。
2019年にやりとりしていたアドレスは、今も使えますか?