お盆は介護がよぎる時期なんですよね

お盆

そろそろお盆が近づいてきました。

年に何度も帰省しているので、お盆や正月のようなラッシュにわざわざ帰らない!と決めているわたしですが、妹の予定もつかず帰ることに決めました。

昨年のお盆で学習したこと

祖母の初盆で、珍しくいろんなお客さんが来た昨年。認知症の母がすべて応対したのですが、仏壇の前に並ぶお菓子、果物、香典・・・これ誰が持ってきたのか、忘れてしまって全く特定できませんでした。お返しをしないという粗相をしてしまったので、今年は来客数が激減しそうです(笑)

一番面倒だったのは、25年別居中の父親が拝みに帰ってきたという妄想です。葬式の準備だけ来て、お通夜・火葬・お葬式を欠席した父が拝みにだけ来るはずもないのですが、この妄想はなかなか消えず未だに言われることがあります。

そんなこともあってどこでもドアホンを導入して、誰が来たか分かるようになりました。母が応答ボタンを押さないので、声の録音はできませんが、誰が来たかは特定できます。
セールスも名札や社名が録画されているので、ネットで調べてどういう会社かは把握できるようになりました。うちはもの盗られ妄想以外に、お客が来た妄想も多いので大活躍しています。

デイサービス

新幹線が高い

人が多くて帰りたくないという理由のほかに、交通費節約というのがあります。新幹線はほとんど割引が効かず、いつもより5000円片道でアップです。30%~35% off が当たり前なので、本当に高い・・・

サラリーマンでないわたしは、普段も平日昼間に活動をして、人の多い土日はブログやコラムを書いていることが多いです。世の中の流れとは常に逆、人混みを避けて生きているので、8月だけは人並みの生活になりそうです。

そういえば昨年はあるテレビ局が、遠距離介護の取材をしたい!といって、2日後にどう?というすごいアポが来ました。当然お断りしましたが、この時期は帰省と介護を絡めるメディアが急に増えます。

確かに久々に実家に帰って、親の姿を見て驚くほど小さくなっててびっくりすることありますよね。お盆は介護がよぎる季節でもあるんですよね。

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか