成長する甥と姪
このブログの代表作で、認知症ONLINEで修正版をコラムとして寄稿したところ、Facebookで1300以上のシェアに・・ありがとうございます!このコラムに登場するわたしの甥、小学校4年生。
どういった形で登場するかというと、わたしの母が同じことを繰り返し言うと、
「おばあちゃん、さっきもそれ言ったよ」
という、子どもの対応としてはごく普通。でも、認知症の対応としてはヒール役です。しかし、子どもの成長は早いですよね。今は顔色ひとつ変えずに、同じことを何回言われてもスルーします。
その横にいた姪っ子(高校1年生)も、同じくスルー。もちろん親であるわたしの妹が対応方法をしつけているわけですが、自分が小学校や高校の時は、周りに認知症の人はいなかったのでこんな対応できませんでした。
母は何度となく同じことをいいますが、子どもたちの華麗なるスルーっぷりは、なでしこジャパン、いや、ムーディー勝山を彷彿させるものでした。
子どもたちは何を理解しているかというと、「記憶は忘れても、感情だけは残る」 ということを理解しています。結果、スルーが最適だということを分かってます。
介護者自身は認知症の対応方法を知っていても、子どもたちは知っていますか?特にこのお盆というタイミングは、教える絶好のチャンスかもしれませんよね。「久々の再会が、いやな感情だけ残しちゃう現象」 全国で多発してそう・・・
宅配ピザを取る
本当は母自慢の中華そばを、甥と姪にも食べてもらおうと思ったのですが、5人分手際よく作るのはムリです。やむを得ず宅配ピザを取ることにしました。
わたしが電話をして、40分後にピザが到着。ピンポーンと鳴ったので、わたしがピザを受け取りに行って支払をしていると、後ろからダダダダッという音が。
振り向くと、甥っ子がこっちをジーっとみてます。なぜ、ジーっと見ているか、わかりますか??
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答え: 「甥の家には宅配ピザが届かないから」
我が家は地方都市ですが、甥の家はかなり田舎です。最近セブンイレブンができたといって、喜んでるくらいです。確か1クラス20人とかです。電話をして、ピザを持ってくるというシステムに興味津々なのです。
お盆の母の役割
うちのお墓は2013年に亡くなった祖母と、わたしが生まれる前に亡くなった兄が入ってます。母はお盆だ、どうしよう!とすさまじく連呼してますが、実際はできることは少ないです。
お墓掃除は!お供えは!お花は!和尚さんはいつくる!
お布施は!お布施はいくら包んだの!
突然の来客に備え、わたしも家でじーっとしてます。だからこの地獄のループからは抜けられず、この質問にひたすら答え続けるということをしてます。
何かできることはないかと考え、お布施に自分の名前を書いてもらいました。手は震えますが、達筆なんです、うちの母。あとは拝んでもらうくらいかな・・・
今日もしれっと、しれっと。
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