熊本ならびに九州地方のみなさま、余震には十分注意してください。
「認知症の経過報告」シリーズも今回で丸3年となり、次回から4年目に突入します。
ちょっと前にも書きましたが、この3年は病院を初めて受診した日を基準にしており、介護はこの5か月前から始まっています。
今後も継続していきますが、経過報告(●週)というタイトルは止めます。タイトル右上にあるピンの画のカテゴリ名が「認知症の経過報告」になっていたら、いつものシリーズだと思ってください。
さて・・・
認知症になってから、母の性格が変わってしまいました。ショックかといえば、最初こそ驚きますが今は笑ってます。わたしも変化してますしね。
そんなに自信家でなかったのが、何でも自信満々に話すようになりました。その中でも、「盛岡は都会」という自信に満ちております。わたしが25年前に上京したとき、よく言われたことは
このやりとりは、人生で30回以上はあったと思います。そんな体験を多くしているので、盛岡を知らない人も多いだろうと思ってますが、母はこの会話が不満なようです。
全国のお天気がテレビで表示されると思い出したかのように、
全国の天気予報で、盛岡がないときも、
割としつこいので、たまにこう質問してみます。
妙に納得するのですが、その後も繰り返されるのはもう日常なので、スルーしたり中国地方全部言ってみーと質問に変えたりしてます。「5きげんテレビ」という夕方にやっている地元番組があるのですが、ほぼ100%毎日質問されることがあります。
日本の中心は、盛岡!的な発想です。地元の方以外がアナウンサーだと、納得してないというか・・・母の言動に対して、今までの「人生歴」を振り返ると答えが出ることがよくあります。
母はほとんど岩手県から出たことがないから、それを悔やんでいるのかな・・とも思います。もっと外の世界を知りたかった、でも貧しくてできなかったという後悔を、盛岡都会説にすることで自分を納得させているのかなと解釈しています。推測が正しければ、また認知症の奥深さを知ることになるのですが。
まっ、自信があることは悪いことではないのですが、たまにヘルパーさんに対して失礼があったりもします。失礼があること=距離が縮まった とわたしは思っているので、謝りながらもそういう説明をするようにしています。
トップの盛岡駅の現在の画像ですが、「おでんを食べた」という意味ではないです。「ようこそいらっしゃいました、盛岡へ」です。日本語ですが、英訳を見るとよく分かります(笑)
今日もしれっと、しれっと。