前回、「もの盗られ妄想」の対処法 「キーファインダー」 ってなに? では、モノが無くなったらキーファインダーというツールで探せばいいんだ!という事を書きました。
購入してすぐ、よく失くすボールペンと財布入り巾着袋に取りつけました。そのついでに我が家恒例、財布チェック(金額のチェックと、たまる小銭を両替して札にする)をしようとしたら、お財布がない、ナイ!
巾着袋は100回以上探し当ててきたのですが、財布を失くすのは2年間で今回が初。ということで、捜索開始しますっ!
定番スポット探し、そしてデイへ連絡
今まで100回以上の捜索経験があるわたしは、それはそれは名探偵です。(今はまっている探偵ものは、名探偵モンク)家のここをチェックすれば・・・・あれ、ない。ここにあるはず・・・ん、ない。じゃぁ、ここは・・・ナイ!
次にデイサービスに電話。財布が失くなった事を伝えると、送迎車の中や施設内をチェックしてくれました。しかし、ありません。
「帽子を失くす方が多くて、だいたい3か月後くらいに家から見つかることが多いです」 とデイ所長。「わかります~、それ」 と言いながら電話を切ったのですが、結局見つかりません。
買い物先のデパ地下へ電話
デパ地下といっても単なるスーパーです。そこで買い物を、デイ職員と一緒にしている母。デパートに電話してみるものの、やはり届いてません。職員さんに支払時の財布を思い出してもらおうと思ったのですが、覚えてませんでした、そりゃそうだ。
自宅からデイへ送り出しするヘルパーさんにも確認しましたが、やはり覚えてません。ないっ!
銀行へ電話、いざ警察へ!
確か、キャッシュカードの裏に暗証番号を書いてた気が・・・これで引き落とされたら、保証されません。なのですぐ銀行に電話して、キャッシュカードを止めました。その後、自転車で15分かかる警察へ行き、遺失届を記入しました。
失くしてから1週間後
1週間経っても、家の中、施設、デパート、どこにもありません。明日東京に帰らないといけないので、キャッシュカード再発行の手続きをしに、母と2人で銀行へ。書類を書いていると行員が、
行員: 「暗証番号をこちらに記入いただけますか?」
母: 「・・・・・??」
いつもATMの操作はできるのに、なぜか緊張して思い出せません。付き添いのわたしは暗証番号を知っていたので、手に書いて、これでしょ?といって見せても、なぜか絶不調・・・思い出せないし、納得しません。
そして、母はこうつぶやきました。
母: 「生年月日だったかな?」
はい!NGワード・・・それを言ってしまったら、今の銀行では暗証番号として使えません。
行員: 「生年月日は暗証番号にはできません!別の番号にしてください!」
ときっぱり。ということで、全く違う暗証番号になってしまいました(泣)今後はキャッシュカードはわたしが保管し、ATMに行ったら横で暗証番号をつぶやくようにします。キーファインダーをつける前に、財布を失くすという奇跡(笑)
失くしたモノ
現金1万5000円(推測)、スーパーのポイントカード、美容室のポイントカード、財布自体
今までモノを失くしても、失禁してもへこまない母でしたが、今回の財布は初めてへこんでました。
母: 「お父さん(別居中の夫)がもしいたら、怒られてたわ。しかし動じないあんたを見てると、こっちも落ち着くわ」
「そういってもらえてうれしいよ・・・サラリーマン時代の理不尽な要求に比べれば、割と冷静に対処できるんだよ」 とボソボソ独り言を言いながら、家へ帰りました。
翌日東京にいる私に、母から電話がありました。
母: 「財布見つかったわよ!」
わたし: 「えっ、どこ!どこにあったの!」
母: 「ポーチの底に貼りついていたわよ」
そんなはずはない・・・厚みがあるから底に貼りつくわけが・・・・ヒアリングの結果、新しい財布を見て、見つけた!って電話してきました。2人で大笑いして、終わりました。しかし、どこへ行ったかな~、まっ、いいか、100万落としたわけでもないし。
今日もしれっと、しれっと。
【2024年講演会予定】
11/4(月祝)岩手県紫波町 → 講演の詳細はこちら
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