今日のNHKテレビ・週刊 ニュース深読みの特集は、
『仕事と介護 どう両立? 働き盛りに迫る ”介護退職” の危機』 でした。
番組冒頭で介護をする男性の事を、ケアメン という紹介をしていました。ラーメン、つけメン、僕ケアメン、はいOK なはなし という、ふざけたタイトルをつけてケアメンについては以前書いた事があるんですが、タイトルをふざけ過ぎたせいか、記事へのアクセスが極端に低いです・・・
で、わたしが最も注目したのは、時間にして数秒だった、”介護の年数” というフリップです。
介護の平均年数っていったい何年?
生命保険文化センター 調べ(2012年)によると、介護の平均年数は
4年9か月
なんだそうです。育児の場合は、あと何年子育てすれば目途がつくとか、かかる費用もそれなりに予測できるところがありますが、介護はいつまで続くか分からないという不安があります。
番組ではさらに細かいデータを紹介してまして、このような結果になっているそうです。
<介護の平均年数>
1年未満 13%
1年~2年 14%
2年~3年 13%
3年~4年 ? 13%
4年~10年 34%
10年以上 13%
介護休業が要介護者1人につき93日とれるというものがあって、この93日という日数と、介護にかかる平均年数とのアンバランスを番組では指摘していました。番組ではこの93日の間に、”今後の介護体制を整えるための制度” という言い方をしていました。
わたしは祖母と母の介護なので、合わせて186日。約半年間の介護休業がうまくやれば使用できる状態にあったのですが、転職したばかりで勤続1年未満ということで、この制度が使えなかったということ、そしてポジションがマネージャーということで、自分のチームに迷惑がかかってしまうということもあって、この制度を利用できませんでした。
93日という日数は実質3か月ですが、月平均20日~22日稼働の会社が多いと思うので、そう考えると4か月の猶予はあります。この間にケアプランを作るということは十分可能で、わたしのように介護離職してしまうくらいなら、制度を利用できるならしたほうがいいです。(職場によっては、なかなか取得できない空気感もあったりして・・・)
でも93日で立てたケアプランは、いずれ見直しの時期が必ず来ます。介護状態がずっとキープできる保障はなく、必ず人は歳をとります。そして病状もどちらかというと悪化していくことが多いので、この93日では絶対に足りません。で、話を本題に戻しますが・・・
実は平均年数を知ったところで、全く意味がない!でも・・・
この介護の平均年数なんですが、家庭の事情にもよるし、介護される人の健康状態にもよるので、介護の平均年数を知ったところで全く参考にならないと言えばならないです。ただ、われわれ介護する側には常に、
『この介護って、いつまでやらないといけないんだろ??』
ていう、漠然とした不安があるのも事実で、データが示されると、”なんとなくでも先が見えたことによる、安心感” というのは湧きます。わたしは2人の介護ですからね・・・5年じゃ終わらないと思っています。
4年9か月という介護の平均年数をとりあえず頭に入れて、自分のこれからの生活を考えてみるとか、介護費用の計算をしてみるとか、そういう目安として使うにはすごくいいデータだと思いました。
始めまして。地球の裏側からお便りします。現在、両親が老々介護ですが、父が元々ワガママな為、母が本当に困っています。ケアーマネージャーと、密に連絡を取っていますが、母(82)の精神衛生が脅かされつつあります。お掃除は、ヘルパーに週一来て貰っています。父がオムツを拒否するので、毎日のお洗濯、食事、買い物も大変です。兄は、度重なる借金問題起こしたりします。親に殆ど支払って貰ったにもかかわらず、両親のケアーには、無関心にちかく、マメにチェックしてくれません。私が、週2回電話でチェックしています。帰国も、一年一度でしたが、年2回にしようと思っています。フルタイムの仕事もしているので、父が問題を起こす度、母が心配です。更に、両親の年金生活はギリギリです。私が働き続ける方が、金銭的援助が出来ますので、お休みを取りながら、日本に帰国もキツくなってきました。