「嫌われる勇気」という本はご存知でしょうか?
Amazon 2014年上半期ランキング1位なので、すでに読んだ方も多いかと思います。ジャンルでいえば、自己啓発。介護とは無関係?と思いきや、ある章の内容にハッとさせられました。今日はこちらをご紹介します!
「ここに存在しているだけで、価値がある」の章
誰かの役に立ててこそ、自らの価値を実感できるという議論の中で、下記文章が出てきます。
祖父は現在、施設に入って寝たきりの生活を送っています。認知症のおかげで子や孫の顔もわからないし、とても介護なしでは生きていけない状態です。どう考えたところで、誰かの役に立っているとは思えません。
という投げかけに対して、
たしかにその観点から考えると、寝たきりのご老人は周囲に世話をかけるだけで、なんの役にも立っていないように映るかもしれません。そこで他者のことを「行為」のレベルではなく、「存在」のレベルで見ていきましょう。他者が「なにをしたか」で判断せず、そこに存在していること、それ自体を喜び、感謝の言葉をかけていくのです。
この言葉、深くないですか??
「行為」ではなく、「ここに存在している」 ただそれだけで他者の役に立っているし、価値があるということです。介護ストレス というのは、誰でもあると思います。そんな時、この本のこの言葉を思い出す事で、いろんなものが吹き飛ぶのではないでしょうか?
「存在」 だけで価値がある
「嫌われる勇気」 という本から、介護の本質を知らされるなんて、思いもしなかったなぁ~
【2024年講演会予定】
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