いきなりですが、アンテナを張っていろんなものを吸収したいという好奇心の量・・・これはまるで変わってないのですが、その方向が介護、認知症、福祉、そして自分自身の人生だったりします。だから、テレビも今まで見なかったような番組がとても気になってしまいます。
その中で最近見るようになった番組のひとつ、”チョイス@病気になったとき” で、先日認知症の特集がありました。テーマはずばり、『認知症をくい止めろ』。?
チョイスの放送時間: Eテレ土曜日20時00分~20時44分/再放送 週金曜日13時05分~13時49分
番組内で示された認知症の最新データ
・60歳以上で生涯のうち認知症になる確率は55%、要は2人に1人が認知症になる。
・2012年現在、認知症になっている人の数は305万人
・30年後には、1000万人超になると予測されている
この数字もあってか、国の施策推進五カ年計画 オレンジプラン というのが、2013年4月からスタートしました。「住み慣れた地域で暮らし続けることができる社会の実現」 が目標ということで、国も認知症に対して本腰を入れるようになっています。
このチョイスという番組で最初に出てきたのが、MCI(Mild Cognitive Impairment;軽度認知機能障害)のはなしです。わたしも母が認知症になって初めて知ったこのMCI。認知症予備軍的なものですが、60歳以上の2割がこのMCIです。そしてMCIになってしまうと、12%の人が1年以内で認知症へ移行します。
認知症になってしまうともう治らないので、いかにしてこのMCIの段階でプライドを捨てて、自らがそういう状態にあるということを受け入れるかが第一のポイントです。ちなみにこのMCIテストというのが、上のリンク先から試すことができます。ご自身でも、あるいはご両親にでも試してみてください。番組内ではタッチパネルでテストが行われてましたが、12問中2問間違えた元町長(88歳男性)が、このMCIと判断されてました。たった2問で・・・
結局、元町長はご自分がMCIであることを受け入れ、認知症に移行しないように運動をしたり、地域の方とものわすれ防止教室に通ったりして、現在に至るという話です。本当にこういう活動は重要で、こういう意識をもっとたくさんの人がもったら、精神科病院に認知症患者が大量に押し込まれるなんてことはないはずなのに・・・
40代から認知症がスタート?
認知症って、20年くらいかけてゆっくり進行していくという話もあります。これは私の母が飲んでいる米ぬかサプリメント フェルガードの説明にもありまして、この番組と一緒のはなしでした。コウノメソッド実践医の先生も、その20年を意識してフェルガードをすでに飲んでいると言ってました。(先生は30代とお若いのですが・・・)その病院の看護師さんも飲んでいらっしゃいました。
わたし自身も母のサプリメントを少しもらって飲むようになったのも、この番組を見たのと、コウノメソッド実践医を受診したからです。
我が家の認知症をくい止めろ!
残念ながら、アルツハイマー認知症と診断されてしまった母。この番組で食い止める方法として紹介されているのが、『積極的な社会参加』 や 『運動』 です。母はシャルコー・マリー・トゥース病なので、運動が最も苦手です。歩くのも厳しい状態です。結局何かに参加しようとも、うまく歩けない、うまく手先を動かせない事が社会参加を遠ざける・・・ そんな悪循環になっています。
家の中で社会参加!とばかり、訪問介護、訪問看護 を入れて、人とのコミニケーションを増やす ということを今やっています。これは結構効果があって、今まで家でひとりでぼーっとしていた時期と違って、だいぶ頭もシャキッとしてきました。
強制的に近所のいけ花教室へ連れて行ったり、わたしもできることはすべてやっています。アルツハイマー型認知症の進行を少しでも遅らせること! これが当面の目標でもあります。今の状態ならばまだギリギリセーフ、わたしはそう思っているので、なんとか維持してもらうように介護する家族として、アンテナをさらに張って、いろいろと情報収集していきたいと思います。
最近はハードディスクでキーワード録画もできますので、”認知症” というキーワードで登録しておくと、意外な番組が録画されますよっ!認知症の番組って、厚生労働省のオレンジプランの影響?でしょうか、結構多くなっています。でも、遠距離介護をテーマにした番組ってあんまりないんですよね・・・
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