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認知症の母がお泊りデイで2泊したあとの不穏な行動

最近の介護の悩みは、母がお泊りデイ(自費のサービス)で2泊して帰ってきたあとの不穏な行動です。

ある日は帰宅後、着替える必要はないのに着替えようとして、枕カバーをズボンと勘違いして何度も履こうとしました。枕カバーを諦め、次は上着を履こうとしたのですが、これもうまくいかず、リハパン一丁で寒い中居たので、緊急で妹に実家に行ってもらって何とかなりました。

その日の夜は、真冬で寒いのに寝室のドアを全開にし、なぜか冷蔵庫の前で1時間以上も座っていました。見守りカメラの映像ではよく分からなかったのですが、とにかく室温一桁の台所に1時間近く座っていたことを、朝になってカメラの映像で確認しました。

また他の日は寝室で寝る前に、布団や毛布、シーツなどをめちゃくちゃにして、掛布団1枚で寝てしまいました。エアコンはしっかりついていたのですが、寒かったのか夜中3時にもっと寒い居間へ移動して寝ていました。

なぜ不穏になるのか?

この不穏な行動は、お泊りデイから帰ってきたあとと決まっています。何がいけないのか、原因は分からないのですが、慣れない環境で寝るのも、母にはストレスになっているのかもしれません。

以前、デイで過ごしたあと立ち上がりができなくなる話をして、そちらは改善されました。でも今回は理由が全く分からず、ケアマネさんにもお伝えはしたのですが、わたしなりに解決方法を探すしかないのかなと思っています。

まずお泊りを2泊から1泊に減らしてみようかと思っています。また2泊するにしても、連泊にならないようにすればいいかなと思っています。

わたしが帰ってくるとそういう不穏な行動はないですし、お泊りデイ以外の日は起きないので、やはり寝る場所が変わるのも母の中では何かストレスになっているのかもしれません。

こういう不穏な行動を見てしまうと、介護施設に預けるのが遠のく感じがします。

今日もしれっと、しれっと。


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2件のコメント

毎月2泊3日程ショートステイを利用しています。
自分のブログに書いたのですが、
私の場合、ショートステイ利用中の報告を見て
施設利用を躊躇しています。
https://ameblo.jp/kaigo-taihen/entry-12875081651.html
寝たきりにでもならない限りこのままかな…と思っていますが…

Yさま

便失禁が立て続けに起こると、確かに在宅介護の限界が頭をよぎりますね。
自分の場合はいい意味で、すぐ忘れてしまうので長く続けられているのかもしれません。
2泊のお泊りデイですら歩行が怪しくなってしまったので、動けるうちは施設はないと思っていますが、さてどうなるか?

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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