認知症アニメ 映画『しわ』が三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーから配信のはなし

認知症アニメ 映画 『しわ』 が三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーから、2013年6月22日(土)公開が決まったというニュースがありました。

高畑監督のコメントとして、『誰もが無関心ではいられないが、そのくせ、できれば目をそらせていたい老後の重いテーマを、勇気をもって扱っています』 そうですよね・・・、わたしもほとんど関心がなかったのに、いざ自分の祖母が、そして母が認知症になると、こんなにも興味を持ち始めることになるなんて・・・・

公開される映画館は、新宿バルト9、立川シネマシティ、横浜ブルク13、伏見ミリオン座、T・ジョイ京都、梅田ブルク7、T・ジョイ博多ということで、いわゆる他のジブリ作品のようなド派手な展開ではないんですが、少なくとも ”ジブリ” というキーワードで、認知症の患者さんをもつご家族はかなり興味のある映画ではないかと思います。

一見暗いと思われる、認知症や介護 という題材を、アニメーションでとりあげる。 これってすごく意味があることだと思います。わたしは未だに介護のはなし、認知症のはなしを話題にする時は、人を選んで話すようにしています。わたしもそうであったように、特に30代~40代前半には縁もなければ、想像できない共有できない話題だからです。

でもこういったアニメーションで、そんな世代の方にも何か ”気づき” があれば、それだけで意味がある映画だとわたしは思います。公開が待ち遠しいですね。

映画『しわ』予告編 – 三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー↓

そして、映画 『しわ』 の公式サイトがこちらになります↓
http://www.ghibli-museum.jp/shiwa/about/

ちなみにもうひとつご紹介したいのが、毎日がアルツハイマーという動画です↓

娘さんがアルツハイマー型認知症のお母さんを2年半撮り続けた映像なんですが、明るいんですよね・・・・家族としての対応の勉強になる動画ですよ。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか