母の血圧が170を超える回数が増えだしたので病院へ行った

母はアルツハイマー型認知症で、シャルコー・マリー・トゥース病の難病を持っていますが、それ以外は割と健康でした。介護10年目になりますが、認知症以外でそれほど苦労した記憶はありません。最近になってひとつ気になることがあって、それが血圧です。

血圧が170を超えだした

母は週に何回も血圧を測る機会があります。デイサービス、訪問看護、訪問リハビリなど、何度も測っています。異変に気付いたのは、訪問リハビリのときです。

最初はリハビリが始まる前に運動も兼ねて母に布団を敷いてもらうので、布団の上げ下げで血圧が高いのかと思ってました。なので布団の上げ下げを止めてもらって測ったのですが、それでも上が170を超えます。

1回ならまだよかったのですが、170超えが1か月くらい続きました。ものわすれ外来に行って血圧を測るときも170を超えるのですが、これは病院で緊張しているからと判断してました。

その後もデイサービスなど他も調査してみると、やはり170を超える頻度が増えているので、とうとうかかりつけ医に診てもらうことになりました。

高齢者の血圧について

75歳以上の8割が高血圧らしいので、78歳の母が高血圧でも何らおかしくありません。厚生労働省のe-ヘルスネットに、日本人の高血圧の最大の原因についてこのような記載がありました。

食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレスや、遺伝的体質などが組み合わさって起こると考えられています。なかでも、日本人にとって重要なのは、食塩の過剰摂取です。

引用元:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-003.html

高血圧が引き起こす病気の心筋梗塞、脳出血、脳梗塞とかそっちが心配です。訪問薬剤師さんと相談して受診をしたのですが、病院ではしばらくは様子を見ましょうということで診察は終了しました。昔のように、すぐ降圧剤を処方するわけではありません。

あと血圧の数値だけでなく、リスク要因となるメタボや心臓、腎臓などの病気があるかでも判断されるそうです。今のところ母のリスク要因は脂質異常症で、脳卒中や心筋梗塞、心不全などの危険度は高リスクの判断になりますが、次回のものわすれ外来のときに再確認です。

母は手足が不自由なので、運動不足になりやすいです。しかもコロナで歩く機会が減っているので、デイサービスの回数を増やして対応しましたが、それでも足りないかもです。

わたしが一緒に居るときは、食塩の過剰摂取は注意しようと思ってます。たまには漬物でもと思って、近所のスーパーの産直で売っているものを食べてもらってましたが、それもちょっと控えようかなと。あとは減塩系にシフトできるものは、シフトするつもりです。

80歳も近づいてきて、今まで以上にいろいろなところに気を遣って介護をしないといけなくなりそうです。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか