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認知症でトイレットペーパーを股に挟むので、尿のニオイがきつくなる話

正月早々、大きな地震で驚きました。親族が多く暮らす地域で心配でしたが、無事を確認しました。1月3日に書くネタではないと思いつつ、介護は年中無休ですので、通常営業でいきたいと思います。

母と一緒に居間にいると、おしっこ臭いと感じる機会が増えました。わたしはニオイに鈍感なほうなので救われていますが、そんなわたしでもなんか臭うと気づくレベルです。なぜ?

尿のニオイの原因を探る

この前、2日くらい居間がおしっこ臭くて、ずっと鼻をクンクンさせていました。ニオイの元を特定できずにいたのですが、尿を吸収したリハパンを母がコタツの角に隠していました。コタツに足を入れても、気づかない場所に。ほかほかリハパンはそこそこ臭いますね。

最近のリハパンは消臭効果があるので、ニオイは軽減されます。それ以外のニオイの元を探っていたところ、ひとつは何度も尿で汚した座椅子でした。カバーだけは何度も洗っていましたが、座椅子自体に染みついたニオイは、消臭スプレーだけでは消えないようです。

ただ母とすれ違うとおしっこのニオイがするので、母自身に理由があるのだろうと探っていたのですが、やっと見つけました。以前ブログでご紹介していた、こちらが原因でした。

トイレットペーパーを股に挟む習慣があって、消臭効果のないトイレットペーパーから尿のニオイがしていたのです。

実家の床には、このトイレットペーパーの紙くずが至るところに落ちているのですが、ニオイを嗅いでみたら、当たり前ですが相当臭い。小さい紙くずでも、そこそこ破壊力があります。便ほどではなくても、気になるレベルです。

今のところ、母は自立してリハパンを履けます。自分で履けなくなったらトイレットペーパー対策はできますが、当面は我慢するしかないと思っています。リハパンには「うしろ」と表示があり、本当は向きを守って欲しいのですが、なかなか徹底できずに困っております。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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