サービス担当者会議でこんなことを言い放つ母に、「手足が不自由で、ひとりでは買い物に行けないのに・・・」と思いながらも、威勢の良さだけはすばらしいと思っていました。
しかし、最近の母はというと、
母は冷蔵庫の中にあるものを適当に炒めたり、煮たりすることはできます。しかし、前ほど自発的に料理がしたいという意欲が見られなくなりました。
やる気があったときはチラシを見て、それを切り抜いて、ヘルパーさんに買い物依頼をしていたこともありました。イチゴが食べたい、柿が食べたいなど、食べたいものもありました。
しかし、自分で献立を決められない、必要な材料が分からないということもあり、料理もやる気がしないのかもしれません。
こういった面倒だと思っていることを、認知症の症状でいうところのアパシー(無気力)と判断していいのかどうか。来週はものわすれ外来なので、最近多い便失禁とこのアパシーを話題にしようと思っています。
とはいえ、デイサービスに行けば自分で買い物はしていますし、わたしが実家に帰れば、わたしが決めた献立の料理はします。人から言われれば料理はするのですが、自分の中で創作意欲がなくなってしまったようです。というか、どう創作していいか分からないから、意欲が湧かないと言ったほうが正解なのかもしれません。
ここ数年、母にそんなに大きな変化はないと思っていたのですが、大きな変化がない分、小さな積み重ねの変化に気づきにくかったのかもしれません。
諦めて対処するのか、何かお薬を使うのか・・・どちらにせよ、来週のものわすれ外来で、今後の対策を検討します。
今日もしれっと、しれっと。
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