認知症の経過報告(7週間目)

認知症の母(69歳)が、コウノメソッドと出会ってどのような認知症の経過をたどるのか、ブログに残していきます。

認知症の母の状態と、現在行っている認知症治療

・アルツハイマー型認知症と診断されたのが、2013年4月上旬?
・症状自体はおそらく1年前、祖母が子宮頸がんで入院して家で1人になってから一気に悪化
・脳の委縮はほとんどなく、軽度の認知症と診断
・現在服用しているのは、フェルガード100Mのみ。1日2包服用を服薬管理タペストリーを使って、本人が管理
・この週はわたしは東京に滞在

7週目はハンデだらけでして・・・

7週間目はいろんなハンデがあって、ブログに書ける状態じゃないんです、実は。というのも、wi-fiを妻が東京で使いたいということで、実家から持ち帰ってきたんですね。これを持ってきてしまうと、Webカメラチェック ができないんです、要は実家の状態を東京でチェックできないんです。

だから、7週間目はいったい実家で何が起きているんだろう・・・遠距離介護のつらい部分ではありますが、ひたすら想像だけしておりました。ただひとつ分かることがあって、”毎日、携帯に何かしら電話をかけてくる” これがバロメーターになるので、7週目はこれでチェックすることにしました。

7週目の異変?

月曜日、火曜日、水曜日・・・・、金曜日?あれ?電話が一度も鳴りません。今までだと毎日電話をしてきて、しかも毎回同じ質問という感じだったのですが、結局電話は1回も来ませんでした。こんな週は今までなかったので、プラスに考えればフェルガードを服用してもうすぐ2か月。そういった効果もあるのか?ただ単にそういう週だったということか・・・

一度も電話がないってのも不安なので、逆に私から様子を伺うためにヘルパーさんがいる時に電話してみました。

わたし : 『フェルガードをきちんと飲んでいますか?』
ヘルパーさん : 『きちんと曜日どおり消化されてますよ』

マジか?結構ビックリなんですね、この曜日どおり消化しているということが。今までだと飲み過ぎて、早めに消化してしまうとか・・・・どこか別の引出しにしまっているとか、そういう感じなんですが、とにかくこの7週間目は何だか知らないけど、順調にいってます。

服薬管理タペストリー↓
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ひとつ忘れていたことが?

この7週目は他の週と大きく違っていたことがありました、それは週3回ヘルパーさん、初の看護師さんが来たということです。火曜日、木曜日、金曜日と常に誰かが家に来たことになります。母は誰かがくると分かると、家を掃除しだしたり、それなりに緊張感をもって対応します。そういう連続がひとりでぼーっとする時間を減らし、結果電話してこなかったのでは?と推測してます。

認知症が治るわけではないんですが、フェルガードを飲んでからはまぁ安定しているのかな?とも思います。

結論

電話をジャンジャン鳴らすというのがおさまった。これはフェルガード効果なのか??

フェルガードについての詳細記事は、フェルガードという米ぬかサプリメントとコウノメソッドのはなし に書いてあります。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか