2014年の介護はどうなる?

2014年がスタートしました。

「2014年の介護はどうなる?」 って、まるで日本全体を占うかのようなタイトルにしてしまいましたが、すみませんわたし自身のことです。2014年は3つほど大きなポイントがあります。

1.実家へ帰る頻度を減らす

「遠距離介護の交通費は、誰が負担していたか?」

というと、亡くなった祖母です。祖母の成年後見人であった私は、家庭裁判所に介護の必要支出として申請し、認めてもらいました。祖母の費用でしたが、母の面倒を見るためでもあったので、わたしが負担していた交通費はゼロです。

今後は、誰かが交通費を負担しないといけません。そこで、

・実家へ帰る頻度を隔週から、1ヶ月に1回にして長く滞在する
・交通費は、亡くなった祖母の遺産(母の財産)を切り崩す

という方針を、家族で決めました。2013年は最高で月10万円の交通費という月もありましたが、2014年は割引も利用して、月2万円弱ぐらいになります。いずれもわたしは負担しません、時間だけ負担します!

「親の介護費用は、親のお金を使う」

意外と責任感?からか、自分で介護費用を捻出する方って多いです。ブログのサブタイトルでもある、「ひとりでがんばらない」 というのは、介護費用についても含まれています。今後も ”時間” は使いますが、”自分のお金” は使いません。

2.離婚問題

2014年の最大の課題は、両親の離婚ですね。23年も別居しているので、離婚することはわたしも妹も異論なしです。問題は、

「離婚することで、認知症がさらに進行してしまわないか?」

この1点だけです。実質、離婚状態でありながらも、精神的にショックを受ける可能性はあります。こういう精神状態、認知症にはマイナスです。様子を見ながら、そのタイミングをはかりたいと思います。

先日、役所に行って、離婚届をもらってきました。わたしは証人の欄に早速記入したんですが、隠してあります。

3.「認知症」 についての活動を活発に

オレンジアクトという認知症の会員になっています。認知症カフェにも1回行き、認知症の講演会にはいろいろと参加しました。2014年は、こういったリアルな場所に、もっと積極的に参加します!

「他の方の介護の話をリアルに聞くのが、一番参考になるし面白い」

そう思っています。本やブログもいいんですが、生の声はとても参考になります。認知症ブロガーの方が、自分の体験談を講演する なんていうのもいいと思うんですよね~ クラウドファンディングでプロジェクトを立ち上げて、会場費を集めば可能かな・・・ニーズがあれば・・・

本年もよろしくお願い致します!

 

2014年がスタートしました。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか