2泊3日の遠距離介護と要精密検査の結果

昨日まで、盛岡に帰省しておりました。8月に母を市の肺がん検診に連れて行き、9月の結果で要精密検査と言われためです。急きょ2泊3日で実家に帰って、CT検査に付き添いました。

前回の遠距離介護から2週間しか経っていませんが

前回の遠距離介護から2週間。そんなに時間は経っていませんが、着いて早々トイレに異変が!

トイレットペーパーホルダーの金属の芯が、なくなっていたのです。昔ながらの方式で、トイレットペーパーの穴の開いたところに、金属の芯を通してホルダーに差し込みます。これがないと、ホルダーは使えません。

母は金属の芯をどこに片づけたのだろうと、居間にある引き出しを全部開けてみたのですが、見当たりません。台所の食器棚の中も全部見ましたが、やはりないです。

改めてないと困るものだなぁと思って、洗濯機のある脱衣所の前に行ったら、なんと洗面器の中に金属の芯が入ってました。このパターンは、初でした。

CT検査の結果

肺がん検診で要精密検査と言われたら、いろんなことが頭をよぎります。祖母の子宮頸がんの時はどんな介護だったかなとか、もし肺がんと宣告されても、しれっと介護していくしかないよなとか。

80歳だし、肺がんはあり得る話です。遠距離介護中は毎朝、祖母と兄の仏壇に手を合わせていますが、まだがんは止めて!と祈ってみました。

大病院でCT検査を終え、診察室の前で待っていましたが、前の人が出たのに、なかなか呼ばれません。なに、深刻な症状なの? 他の医師と画像を見ながら、話し合っているのかもしれません。しばらくして呼吸器内科医から呼ばれ、最初の一言はこれでした。

呼吸器内科医

先に結論から言いますね、わたしが診ることはありません。

くどひろ

(心の中の声)この病院では診られないほどの肺がんってこと? それとも何でもないってこと?

呼吸器内科医

胸膜の厚さは人それぞれなので、画像を診た人は違和感を持ったんでしょうね。これを再検査にするのは、よく分からない。とにかく何事もないです、異常なしです。

そのあと「残念ながら」、わたしが診ることはないと繰り返した面白い先生だったんですけど、この日のために交通費3万円、3日予定を空けた分を返してくれ!とは思いました。交通費は母が負担してくれたんですけどね。

とはいえ、母は前から空咳を少ししていて、ひょっとしたら肺がんの初期症状なのかもと思っていたところもあったので、とにかくホッとしました。すぐいつもの遠距離介護がやってくるので、また岩手に戻ります。朝はめちゃくちゃ寒くなりましたよ。

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今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか