1/18新刊 重版決定!

秋ならではの遠距離介護の難しさ

真夏や真冬は熱中症や寒さの心配があるので、実家のある盛岡市の最高・最低気温のチェックは毎日欠かせません。Yahoo!天気アプリを使ってリアルタイムの気温を見つつ、1週間先まで最高・最低気温の推移を見ています。

スマートリモコンでエアコンの温度設定をしてあるので勝手に動いてくれるのですが、特に寒い日や暑い日などはマニュアルで操作して、部屋をより暖かく、より涼しくしています。

春や秋になったら最高・最低気温を見る必要はないかと言えば、むしろあります。寒暖差が大きくなるのと、季節の変わり目で冷房から暖房へ切り替えるタイミングを見るためです。

最近、盛岡の最低気温で8℃くらいの日があって、早速岩手に居る妹にお願いして数日前からコタツをセットしました。加えて布団も、厚手の掛布団を用意してもらってます。

秋かと思えば夏のような暑さもある

ところが夏のような暑さにもなるため、数日後には朝の最低気温が16℃くらいまで戻りました。そうすると厚手の布団が必要なくなるようで、母はさっさと片づけてしまいました。

母は翌朝の温度を考えずに、今暑い、今寒いという判断だけで布団を敷きます。わたしは見守りカメラで様子を見ていて、布団の枚数を減らして翌朝寒いと風邪をひきます。その場合は朝に暖房をつけるなどの緊急対策を行います。

Yahoo!天気では1時間ごとの気温の推移を翌朝まで見ているのですが、外気温が1桁まで下がっても部屋の中はまだ16℃くらいはあるのでなんとかなっていますが、確実に冬の足音が近づいています。

結局、遠距離介護は1年中温度が気になります。認知症で季節感を失っているので、介護者であるわたしが見ておかないといけません。

音声配信voicyの最新回は、おせっかいな先輩介護者の話です↓

今日もしれっと、しれっと。


 


【2023.01.18発売】
発売1か月で重版出来!

東京と岩手の遠距離「在宅」介護を、10年以上続けられている理由のひとつが道具です。わたしが使ってきた道具を中心に、介護保険の杖や介護ベッドなど福祉用具も含め、介護者の皆さんがラクになる環境を実現するための本になっています。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(79歳・要介護3)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて11年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか