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遠距離介護のペースを春秋モードにして、猛暑に備える

冬は遠距離介護の回数を増やしたり、滞在期間を長くしたりしてきました。寒い岩手の冬を、認知症の母ひとりでは乗り越えられないためです。そろそろ春が訪れそうな予感なので、これからは少しずつ東京に居る時間を長くしていきます。

すぐに夏がやってくる

といっても、すぐに猛暑がやってくるでしょう。そうすると次は熱中症の心配があるので、また遠距離介護のペースを上げたり、滞在期間を長くしたりする必要があります。

岩手の夏は短いので、冬ほど警戒は要りません。特に朝と夜が涼しいので助かるのですが、それでも昔より暑いし、夏も長くなっています。

わたしが思い描くような遠距離介護のペースを保てるかどうかは、正直分かりません。認知症の母の想定外の行動であったり、病気やケガがあったりすれば、その対応をしなければならないからです。

早速、この記事を書いているときにも事件が勃発。緊急帰省するかどうかの判断を迫られています。

でも息抜きできるときに息抜きしておかないと、この先も遠距離在宅介護は続けられません。11年以上もこんな生活を続けてこれたのも、こうしたメリハリがあったからです。

息抜きといっても、東京では常に見守りカメラで母の様子を見ています。24時間見守りはできないので、カメラの機能をうまく使いながら、見守りの効率化もやっています。さすがにずっとは見ていられません。

それでも母と物理的に距離を離すことで、変なイライラは一旦は消えるので、数か月だけそんな遠距離介護生活になればと思っていますが、さてどうなるか?

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今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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