介護者にも使える?PCR・抗体検査の話と2回目の介護帰省

まずは、今日放送のテレビ出演についてのお知らせです。

10月5日(月)18:15~ テレビ岩手・ニュースプラス1いわての中で、わたしの介護の模様が放送されます。2か月前にも放送されましたが、今回は東京と岩手の様子を両方のお話です。特に東京の仕事の様子を撮影してもらったのは初めてなので、よかったらご覧ください!

新型コロナウイルス抗体検査キットの話についてのお詫びです。

以前、このブログでご紹介した抗体検査キットですが、「個人の購入は遠慮して」と購入サイトに書いてありました。(ブログ記事の該当部分は消去しました)

わたしが購入した時点で、この注意書きあったかな?? よく読まずに購入したとしたら、申し訳ありません。でもプレスリリースは普通に出ていて、そこには個人の購入のことは書いてありませんでした。製薬メーカーのサイトのように、個人と医療関係者の入口を分けたほうがいいかもです。

そのため、抗体検査キットの検査プロセスをこのブログにアップするつもりでしたが止めました。とはいえ、簡単に入手できましたし、廃棄するのももったいないので、10月4日に実施した検査キットの結果写真だけ載せます。

写真の左の赤点が血液で、ここに血液と試薬を入れて自分で検査しました。結果はこちら。

抗体検査キット
10月4日朝の検査結果。赤線2本で抗体検出、1本で不検出

抗体は「不検出」でした。これで9月22日までの感染は95%以上の確率でなく、9月28日までは70%、10月1日までは50%の確率で、感染していなかったことになります。

ただ、研究用製品であり、公式に感染してない証明に使えるものではありません。とはいえ、個人的にはかなりホッとしております。

7月27日にこのキットを購入し、その後もPCR検査を区や医療機関などで無感染でも受けられないだろうか? 介護者としてはそのほうが安心だしと思い、ネットで調べておりました。

誰でも購入可能な在宅PCR検査キットを使おうかな? と思った時期もありました。これなら12日前ではなく、現時点での感染を確認でき、ビジネスホテルで健康観察をせずに実家へ帰れます。

ところが現在発売中のMONOQLO11月号(晋遊舎)(←認知症介護コラム『ウチのおかんがボケちゃいまして』のアドバイザーやってます)を読んで、考えを改めました。

なぜ在宅PCR検査キットを使わないのか?

なぜ、在宅PCR検査キットを使わないのか? は、本が発売中でネタバレになってしまうので書けませんが、医師や医師会が5つの視点で理由を挙げております。コンビニ等で販売中なので、気になる方はぜひ、読んでみてください!今は使わないほうがいいと思うかもしれません。

ソフトバンクグループ孫正義会長のこちらの動きに期待しています。朝日新聞の記事を引用します。

ソフトバンクグループ(SBG)の子会社「新型コロナウイルス検査センター」は24日、法人や自治体を対象とした事業を始めると発表した。唾液(だえき)を用いたPCR検査を1検体あたり2千円(税・配送料など除く)で請け負う。無症状の感染者を見つけ出すことをねらいとし、新型コロナの感染拡大防止につなげたいという。

引用元:https://www.asahi.com/articles/ASN9S6WBPN9SULBJ00L.html

サイトを見ると、法人のみの受付で個人はまだみたいです。

さらに、毎日新聞のコロナワクチンの年明けからの接種の記事を引用します。

政府は、来年前半までに全国民に行き渡る量のワクチンを確保する方針で、早ければ年明けから接種が始まる見通しだ。新型コロナのワクチン接種について、厚労省は分科会で「まん延予防上、緊急の必要がある」として、予防接種法が規定する「臨時接種」の規定を準用すると説明。実施主体となる市町村は原則として住民に接種を勧奨し、住民には接種を受ける努力義務を課すことになる。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6dba356c19c814cd1d310e02711d008973508741

おそらく高齢者や医療関係者など優先順位があると思いますし、だいたいこういった話は遅れがちなので、誰もが接種できるようになるのは来春や来夏ぐらいでしょうか?

PCR検査の偽陽性・偽陰性問題は残りつつも、その時点で感染しているかどうか分かれば、介護帰省もしやすくなりますし、ビジネスホテルでの健康観察も不要になるため、本当に期待しています。

2回目の介護帰省に関する思い

6月末に岩手県へ帰省したときは、感染者ゼロを続けていたため、驚くほどプレッシャーを感じました。今回も日本で最も感染者数の多い東京から、最も少ない岩手県への移動になるので、やはりプレッシャーはあります。

9月5日以降、岩手県は感染者数ゼロを続けています。東京に居ると感染者数ゼロの日なんてないので、緊張感をもって本日より帰省します。今回はGO TO トラベルで旅行者もたくさんいるので、その点では前回ほどプレッシャーがありません。

抗体検査は行いましたが、万が一の可能性もあります。8泊9日のビジネスホテル生活をして、14日間は最低限の生活を除いては、誰にも会いません。

GO TO トラベル対象の介護帰省ですが、7000円分の地域共通クーポンをもらえます。これを使えるお店を探して、そこで生活物資を調達して、ホテル暮らしを続けたいと思います。

今週の盛岡の朝の最低気温が水曜日から4℃くらいで推移するらしく、いよいよ冬が近づいて参りました。日中は20℃近くまで上がるため、また風邪をひかないよう気を付けないといけません。

ということで、来週の月曜日まで盛岡のビジネスホテルからこのブログをアップします。

今日もしれっと、しれっと。



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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

工藤さま

ニュースプラス1いわてをみました。
色々な電子機器を紹介していましたね。
くどひろさんは、便利な道具を使って介護をしていますし、確かに遠距離介護ですが、ちゃんとお母様と向き合ってお世話なさっていますね。
そんなところが、今後自分の課題かなと思います。

sakoさま

ニュースプラス1いわて、ご覧いただきありがとうございました!
実はまだ放送を見ていないのです。帰京後の11月初旬に見ることになると思います。

いかにがんばらずに介護するかと考えたとき、いろんなツールを見つけては試す、そんな感じで8年やっております!

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか