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遠距離介護再開の条件は宣言解除ではなく社会の空気が変わること

5月8日、東北・新潟県の知事や市長が再び「心をひとつに故郷を守ろう」という共同メッセージを発表しました。

東北・新潟県の圏域内や関東・関西等を含め、不要不急の帰省や旅行など、県境をまたいでの移動、自粛の要請をしている地域における繁華街の接待を伴う飲食店等への外出は、引き続き自粛をお願いいたします。

引用元:https://www.pref.iwate.jp/kensei/seisaku/bunken/kouiki/1029707.html

また、GW中は盛岡駅にサーモグラフィーが設置されており、新幹線での来訪者に注意喚起チラシが配布されておりました。また、他県でもあったこのニュースが岩手日報にも載っておりました。

新型コロナウイルス感染症が拡大する中、県や北上市に県外ナンバーの車に乗る市民から「中傷を受けた」との相談が複数寄せられたことが7日、分かった。県外から同市に転居した子どもが同級生からからかわれていると県への投書もあった。市はホームページ(HP)で思いやりのある行動を呼び掛けている。

引用元:https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/5/8/77626

遠距離介護は不要不急の外出には当たりませんが、もしこの状況で帰省してしまうと、正直わたしが生活しづらいかもしれません。買い物のために近所のスーパーへ行ったり、燃えるゴミを捨てる際に近所の人に会ったりするのも、周りの目が気になりコソコソ生活しなければならないでしょう。

来県後2週間は、平日夜間や週末の不要不急の外出自粛、 毎日検温するなどの健康観察等、慎重な行動をお願いします。

引用元:https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/iryou/covid19/index.html

仮に盛岡へ移動し、2週間誰とも会わずにセルフ隔離し、健康観察を行ったあとで実家で生活したとしても、社会の空気が変わらない限り、帰省が難しいと感じるようになりました。たとえ、介護という大義名分があったとしてもです。

5月いっぱいは帰省しないことが決定していますが、6月も厳しいかな…という話を、妹としております。ただ、1週間で社会の空気も変わる感じなので、その日が来るまで待とうと思っています。

認知症の母の様子

見守りカメラによる母の見守りは毎日行っていて、用がない限り電話はしません。週1回だけ電話する理由は、母がデイサービスの曜日を間違って、準備しようとするからです。

「今日はデイサービスの日じゃないから、準備しなくていいよ」と母と電話で話した様子では、わたしのことは覚えているみたいで、コロナ禍である意識がないようにも思えます。

変な不安も感じていないようですし、わたしも「コロナの影響で帰れないからさ」とは言ってないので、わたしから見ると、最後に帰省した3月31日と何ら変わっていないようにも思えます。

県をまたいで移動する人に対する世間の厳しい目がここまでとは、正直予想していませんでした。無神経に帰省したり移動したりする人のニュースが、大きく大きく影響しています。

岩手県が感染者ゼロであることは本当に喜ばしいことで、この記録は継続して欲しいと思っています。感染者ゼロである場所には入れないという、他にはない妙なプレッシャーもあり、尚のこと岩手には帰りづらいですし、自分が迷惑をかけてはいけないという思いも強くなります。

たとえ緊急事態宣言が解除されたとしても、その先にある社会の空気が変わるまで待たないといけないのかもしれません。ああ、ふるさとがますます遠ざかる…

今日もしれっと、しれっと。

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2020年7月末発売から、わずか1か月で重版!近距離、遠距離介護に関わらず、離れて暮らす認知症の親の介護に特化した新ジャンルの本です。

2 件のコメント

  • 私は独居の母の介護には、ある意味行くのがあたりまえのスタンスでここ数ヶ月過ごしています。同じ都内でありながら2時間半もかかりますが。 私もそうですが、皆さんほんとに精神的に綱渡りです。ヘルパーさんにもケアマネにも、小さな質問一つ出来ません。とても良くしてもらっていますが、完全にマニュアル対応に変わってしまいました。そこが一番怖く感じます。

  • みなみの9月さま

    介護職の皆さんからよくしてもらっているのはきっと、お母さまやみなみの9月さまの日頃のコミュニケーションが素晴らしいからだと思います。
    それでも、完全マニュアル対応なのですね。他の利用者家族のことも考え、このコロナ禍の状況では通常運転でいかないと回らないのかもしれませんね。

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    ABOUT US

    工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(77歳・要介護2)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて9年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。2度の介護離職、成年後見人経験者。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
    【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか