エアコンの遠隔操作が急にできなくなって熱中症リスクが高まった話

わが家ではスマートリモコンを使って、岩手の実家のエアコンを遠隔操作しています。認知症の母はエアコンの操作ができませんし、温度や湿度の数値の意味を理解していないからです。

リアルタイムで遠隔操作するのではなく、母が寝る前やデイサービスから帰ってくるタイミングを狙って、可能な限り直接冷気を当てないよう細かく予約設定をしています。

熱中症リスクを減らす、命を守るそんなスマートリモコンが突然、猛暑の中で動かなくなってしまったのです。

スマートリモコンが使えなくなった原因

スマートリモコンが動かなくなったとき、わたしはXで必ず確認します。この時も全国の利用者の阿鼻叫喚が、ポストされていました。猛暑なのに、スマートリモコンの操作ができないと。

エアコンのリモコンで直接操作すればいいのですが、わたしのような遠距離介護の場合はできません。わが家ではnature remoというスマートリモコンを使っていますが、システム障害が原因で突然使えなくなったのです。猛暑の7月中に、2回ほどありました。

母はリモコンの操作ができませんし、電話で操作方法を説明しても理解してもらえないので、こうなってしまうと岩手の妹を頼るしかなくなります。でもそんな簡単に実家に駆け付けられないので、対策が必要になりました。

システム障害で実家はどうなった

nature remoはシステム障害が原因で動かなくなりましたが、その前にエアコンの予約操作が終わっていました。だから冷房はしっかりついていたけど、消すことができない状態になってしまいました。また母はデイサービスの日だったおかげで、熱中症のリスクを避けられました。

猛暑のシステム障害は本当に焦るのですが、偶然2回とも危機を回避できました。とはいえ、対策は必要なので、次のようにしました。

スマートリモコンの対処法

わが家のスマートリモコンは2種類稼働していて、ひとつはnature remo、もうひとつはswitchbotを使っています。

なぜ2種類も使っているかというと、遠隔操作する方法がいろいろだからです。例えば物理的なボタンを押す操作、アプリで操作など、家電によっていろいろなので使い分けてました。今はある程度統一できるのですが、今回のトラブルで2つ併用のままがいいと考えました。

猛暑でエアコンが動かないのは本当にまずいので、元々自分の部屋にあったswitchbotを居間に移動しました。仮にnature remoが動かなかったとしても、switchbotは動く、その逆もしかりというわけです。

わたしの体感ではswitchbotのほうが以前はトラブルが多かったように思うのですが、最近はnature remoのほうがトラブルが多い印象です。ユーザーが増えたから?

下の写真の左はswitctbot hub miniで、ここから赤外線が飛んでエアコンが動きます。1番右にswitchbot プラグミニがある理由は、昔はswitchbotがよく動かなくなったので、遠隔でリセットするためにつけました。プラグミニを使うと、遠隔で電源のONOFFができます。

同時に動かなくなったことはないので、おそらくこの方法で対策できていると思います。居間は対策できたので、あとは寝室もやったほうがいいかもしれません。

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか