2012年11月15日。
岩手で暮らす認知症の祖母が子宮頸がんになり、同時に母の認知症が見つかったところから、わたしの遠距離在宅介護がスタートしました。あれから丸12年が経過し、本日から13年目に突入となります。ちょうど干支が1周しましたね。
12年介護を続けていても疲弊していないし、将来の不安もない
この12年の間に、祖母と父を看取り、今は重度の認知症の母を介護しています。正直、介護施設に預けていてもおかしくないレベルですが、在宅で粘っています。
12年も遠距離在宅介護をしていて、疲弊とか悲壮感とかそういうのがあってもよさそうですが、全くないです。もちろん母の失禁処理に追われて、「もー」とか「ちょっとー」とか叫んでおりますが、寝れば忘れます。
また、いつまで介護が続くか分からない不安もないです。というか12年も介護が続いてますし、あと5年や10年介護が続いたところで、大差ないという感じで。
あえて不安があるとしたら、医療・介護職の皆さんの現体制を維持できるかどうかでしょうか? でもこちらも先方の都合で何度も変更を余儀なくされてきて、それを乗り越えてきたのできっと何とかなるでしょう。
あとは、お金の不安でしょうか。在宅で粘っている分にはいいのですが、介護施設の利用が決まるといろいろと考えないといけません。ただ次の手もちゃんと考えてあるので、すぐに大変にはならないと思います。
わたしにとって11月15日は節目の日で、ここまで健康で元気に遠距離在宅介護を続けられてよかったーって思ってます。ちゃんとブログも音声配信も続いてますしね。
遠距離在宅介護13年目に突入しましたが、これからも頑張らずに介護をしれっとしれっとやっていきます。
今日もしれっと、しれっと。
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