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遠距離在宅介護は今日から13年目に突入しました!

2012年11月15日。

岩手で暮らす認知症の祖母が子宮頸がんになり、同時に母の認知症が見つかったところから、わたしの遠距離在宅介護がスタートしました。あれから丸12年が経過し、本日から13年目に突入となります。ちょうど干支が1周しましたね。

12年介護を続けていても疲弊していないし、将来の不安もない

この12年の間に、祖母と父を看取り、今は重度の認知症の母を介護しています。正直、介護施設に預けていてもおかしくないレベルですが、在宅で粘っています。

12年も遠距離在宅介護をしていて、疲弊とか悲壮感とかそういうのがあってもよさそうですが、全くないです。もちろん母の失禁処理に追われて、「もー」とか「ちょっとー」とか叫んでおりますが、寝れば忘れます。

また、いつまで介護が続くか分からない不安もないです。というか12年も介護が続いてますし、あと5年や10年介護が続いたところで、大差ないという感じで。

あえて不安があるとしたら、医療・介護職の皆さんの現体制を維持できるかどうかでしょうか? でもこちらも先方の都合で何度も変更を余儀なくされてきて、それを乗り越えてきたのできっと何とかなるでしょう。

あとは、お金の不安でしょうか。在宅で粘っている分にはいいのですが、介護施設の利用が決まるといろいろと考えないといけません。ただ次の手もちゃんと考えてあるので、すぐに大変にはならないと思います。

わたしにとって11月15日は節目の日で、ここまで健康で元気に遠距離在宅介護を続けられてよかったーって思ってます。ちゃんとブログも音声配信も続いてますしね。

遠距離在宅介護13年目に突入しましたが、これからも頑張らずに介護をしれっとしれっとやっていきます。

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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