5月の遠距離介護(1回目)スタートしました

GWが終わったので、ブログ再開します!

5月はいつもGW明けから、遠距離介護が始まります。理由は簡単で、混雑した新幹線に乗りたくないからです。人のいない時期や時間帯をできるだけ狙って移動しているので、自然とそうなります。

今回はものわすれ外来への通院とグループホーム見学(3軒目)の予定が入っていますが、それ以外に今は書けませんが、介護的にイレギュラーな予定が入ってきそうで、自分の仕事の時間の確保は難しそうです。そう思って、GW中に頑張って仕事をこなしておきました。

服を脱ぐけど着られない認知症の母

5月になってちょっとホッとしているのは、認知症の母が服を脱いで着られなくてもだいぶ暖かくなってきたので、見守りカメラ越しにうるさく言わずに済むことです。

母はデイから帰宅するとズボンを脱いだり、リハパンを脱いだり、上着を脱いだりします。デイでお風呂に入ってキレイになって帰ってくるので着替える必要はないのですが、外から帰ってきたら着替えるという、誰もがやる習慣を急に思い出したようです。

しかし着替えができないので、上着の袖に足を無理やり通してピタピタのタイツみたいになったり、もう片方の足を上着の胴の部分に入れてガボガボのまま歩いたり。またリハパンを脱ぐのはいいけど、新しいリハパンが見つけられずにノーパンで過ごす日もあります。

ノーパンのまま失禁すると床が汚れて大変になるので、リハパンのある場所をカメラから声掛けをして、リハパンだけは何とか履いてもらうようにしています。

今まで岩手は寒かったので、母が着替えを始めたら「デイで着替えたから、そのままでいいよ」と見守りカメラを通じて声を掛けてきました。それで止めてくれる日もあれば、構わず着替える日もあって。

寒かった時期は風邪をひく可能性もあって、かなり心配でした。でも今は家の中でババシャツで生活しようが、多少服が変だろうが部屋自体が暖かいので、あまりうるさく言わず、そのまま放置しています。

もうちょっとすると熱中症の心配をする時期がやってくるので、次はそちらに備えようと思っています。

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしが書いた最新刊】
「老いた親の様子に「アレ?」」と思ったら」(PHP研究所)

これから親の介護が始まるかもしれないと不安に感じている人に向けた入門書です。目次や本の内容はAmazonに掲載されています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

【音声配信Voicyパーソナリティ】
ちょっと気になる?介護のラジオ