【遠距離介護】認知症の母がハンドソープを誤飲|見守りカメラを使った対処法

わたしは東京で相撲を見ていた。

スマホがブーっと鳴り、岩手の母がデイから帰宅したことを確認。次の取組までの間、スマホをタップして見守りカメラで母の様子を確認すると、泡ハンドソープ『ビオレ』を飲んでいた。

誤飲や誤食の対策はバッチリだったはず

くどひろ
くどひろ

えっ、えっ、なんで?

これまで食器用洗剤や冷蔵庫の脱臭剤を誤飲、誤食してきた母。その都度、母の手の届かない場所に保管するか、冷蔵庫にベビーガードをつけて扉をロックするなどの対策を重ねてきた。

野菜室と冷蔵室にベビーガードを設置

最後の誤食をこのブログで確認すると、2024年7月に食べた石鹸。これはわたしが帰京するときに隠しているので、今は問題ない。

対策はしてあったのに、なぜ誤飲したのか?
こういうときに役立つのが、見守りカメラの録画映像。24時間録画されているので、誤飲の原因を探り始めた。

母がビオレを誤飲した映像から確認

まず母がビオレをどれくらい飲んだのかを、映像で確認した。

ポンプ式で石鹸が泡になって出る構造だが、母はポンプの部分を回して開けて、中の液体をグビッと飲んだ。途中むせつつ、またグビッと。

フリー画像にあったがまさにこれと同じ

おそらく小さいボトルの半分くらいは飲んだと思う。母がたまたま冷蔵庫からポカリスエットを出してきて、ビオレを飲んだあとにそっちも飲んでくれたのは不幸中の幸い。

大量の誤飲は病院を受診しないといけないが、そのレベルではないと判断。こういったときにやるべきことは、吐き出させるのではなく水や牛乳を飲ませること。これまでの誤飲や誤食の場面で都度、ネットで調べたり医師と相談したりしてきた経験が役に立った。

実家に駆けつけられそうな人に片っ端から連絡をし、何とか連絡が取れた。その方にお願いしたのは、まず母に水を飲ませ、そしてビオレを元の位置に戻すこと。

なぜならビオレの残りは、依然として母の目の前にあった。また飲んでしまう可能性もあったので、わたしは見守りカメラで母の様子を確認し、手をつけたらカメラで声掛けをして阻止するつもりだった。

胸のあたりをドンドンと叩きながら、たまにせき込む母をカメラで見て心配になったが、初めてではなかったので、割と冷静でいられた。到着までの間、母はビオレを口にすることはなかった。到着した方がビオレを元の位置に戻し、水を飲ませた。

なぜ母がビオレを手にできたのか?

ビオレは通常、台所の上の棚に隠してあって、母は絶対に触れない。それなのになぜ誤飲したのか? 原因はある介護職の方が棚からビオレを出し、台所に置いてそのままにしたためだった。

人間誰もがミスをするので、命さえあれば大丈夫と思うようにしている。介護職の皆さんには連絡帳などを使って、改めて注意するようお願いするつもり。

翌朝起きたら、大量の下痢で服やシーツが大変なことに。ヘルパーさんにある程度カバーしてもらったが、時間が足りないほどひどかった。やはり誤飲の影響だと思う。

今日もしれっと、しれっと。

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2件のコメント

おはようございます
我が家は母がハンドソープで歯磨き、
台所でネットに入れて吊るしていた石鹸をスポンジと勘違いして茶碗を洗っていました

今は商品名が小さなオシャレなパッケージの物が多いので、デカデカとテープに書いて貼るようにしています
私の母は味覚や嗅覚も以前よりだいぶ?なので
気づきにくいような‥

ちゃさま

分かります。母も石けんで歯磨きしましたし、スポンジで台所を拭き掃除するので泡まみれになりました。

2022年の記事ですが、コメントと同じことをやっていました。今は重度まで認知症が進行しているので、こうした対策では不十分でリスクのあるものすべて隠しています。
https://40kaigo.net/care/alzheimers-disease-care/47996/

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
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