東京と実家では、生活のリズムがまるで違います。
東京の自宅についた瞬間から感じることで、「東京ではこんなことしなくていいんだ・・」 到着初日は特に痛感します。
コップチェックをしなくていい
実家にいると、飲み物を飲むときはコップを必ずチェックしています。「これ洗ったのかな?」とコップの底チェックをします。拭き取りを忘れてコップに水滴がついている時もあるので、そういう時は軽くすすぎます。
東京ではのどが渇いたら、なんのためらいもなくコップに麦茶を注ぎ、一気飲み。プハーって、いう当たり前のこの瞬間に、コップチェックしなくていいんだ~っていつも思います。
煮物の人参の硬さをチェックしなくていい
煮物を食べるとき、実家ではどこか構えています。
「ガリっていわないかな?」
東京ではやりませんが、箸ですべての野菜を突き刺すようにして食べます。こうやるとごく自然に野菜の硬さチェックができます。皮のむき忘れは、箸で突き刺した野菜を口に運ぶまでの時に、一瞬凝視します。
会話のキャッチボールがふつう
煮物同様、会話も構えています。
「この話、あと3回は来るぞ~ どう返事しようかな・・・」
無意識に実家ではそういうスイッチが入っているようで、東京に帰ってくるとOFFになります。夫婦で会話をしていると、あぁ自分はかなり構えながら生活しているんだなぁ・・・ということが分かります。
話題が次々変わるという当たり前のことが、妙に新鮮です。おぉ~、次の話題にどんどん変わる!話題のかぶりがない!って、ふつうのことに妙に感動を覚えます。
洗濯物の濡れチェックをしなくていい
生乾きの洗濯物を取り込む母。
その洗濯物をきれいに畳んでくれるのですが、わたしはその洗濯物を部屋へ持っていき、濡れているものはまた干します。干した洗濯物をまた取り込んで、親子いたちごっこということがよくあるのですが、それもない!
そんなデュアルライフを続けてますが、東京で生活する時間が長くなるとこういった違和感がいったんリセットされます。逆に実家に帰ると、こういったスイッチを1日1日入れていくことで、割とふつうに過ごせるようになります。
人間ってどんな環境でも順応できる能力があって、介護で往復するたびにすごいよなぁ~といつも思うという、通いの介護の人には分かってもらえるんじゃないかというお話でした。
今日もしれっと、しれっと。

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