通いの介護で 「ON/OFFスイッチ」 が発動する4つの瞬間

東京と実家では、生活のリズムがまるで違います。

東京の自宅についた瞬間から感じることで、「東京ではこんなことしなくていいんだ・・」 到着初日は特に痛感します。

コップチェックをしなくていい

実家にいると、飲み物を飲むときはコップを必ずチェックしています。「これ洗ったのかな?」とコップの底チェックをします。拭き取りを忘れてコップに水滴がついている時もあるので、そういう時は軽くすすぎます。

東京ではのどが渇いたら、なんのためらいもなくコップに麦茶を注ぎ、一気飲み。プハーって、いう当たり前のこの瞬間に、コップチェックしなくていいんだ~っていつも思います。

煮物の人参の硬さをチェックしなくていい

煮物を食べるとき、実家ではどこか構えています。

「ガリっていわないかな?」

東京ではやりませんが、箸ですべての野菜を突き刺すようにして食べます。こうやるとごく自然に野菜の硬さチェックができます。皮のむき忘れは、箸で突き刺した野菜を口に運ぶまでの時に、一瞬凝視します。

会話のキャッチボールがふつう

煮物同様、会話も構えています。

「この話、あと3回は来るぞ~ どう返事しようかな・・・」

無意識に実家ではそういうスイッチが入っているようで、東京に帰ってくるとOFFになります。夫婦で会話をしていると、あぁ自分はかなり構えながら生活しているんだなぁ・・・ということが分かります。

話題が次々変わるという当たり前のことが、妙に新鮮です。おぉ~、次の話題にどんどん変わる!話題のかぶりがない!って、ふつうのことに妙に感動を覚えます。

洗濯物の濡れチェックをしなくていい

生乾きの洗濯物を取り込む母。

その洗濯物をきれいに畳んでくれるのですが、わたしはその洗濯物を部屋へ持っていき、濡れているものはまた干します。干した洗濯物をまた取り込んで、親子いたちごっこということがよくあるのですが、それもない!

そんなデュアルライフを続けてますが、東京で生活する時間が長くなるとこういった違和感がいったんリセットされます。逆に実家に帰ると、こういったスイッチを1日1日入れていくことで、割とふつうに過ごせるようになります。

人間ってどんな環境でも順応できる能力があって、介護で往復するたびにすごいよなぁ~といつも思うという、通いの介護の人には分かってもらえるんじゃないかというお話でした。

今日もしれっと、しれっと。

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4 件のコメント

  • 母が山梨から引っ越して車で1時間ちょっとのところにいます。
    (引っ越しさせたのでやはり混乱がひどかったです。)

    今までより頻繁に会うことになった分、毎回の会話は新しい話題もないし、
    会話はいつも同じになってくるし、本当につまらない。帰宅すると
    どっと疲れてしまいます。どういう会話が受けるかもわかっているので、
    こちらも同じ話題ばかり。笑ってくれればいいか・・・と。

    うちは、毎回風呂場のシャンプーノズルの位置をチェック(シャンプーをしているか)
    冷蔵庫の中身、郵便物でしょうか。料理は作れないのですが、コーヒーは毎回ドキドキします。ぬるかったり、水だったり、濃すぎたり!まともに出てきたことがないです。

  • baba153さま

    確かに話題は固定化されますよね。うちの訪問看護師さんは、わずか2か月で会話のオチが分かるようになりました(笑)

    冷蔵庫の中身、郵便物わたしもやります。コーヒーはうちもそうなんですが、毎日飲む習慣があって割とできるほうです。
    わたしはブラックで飲むのですが、砂糖・クリープ入りというのはよくあります。あと濃すぎてびっくりというのもあります。

  •  私は同居してますが、デイに行くようになって、行った瞬間みごとにonoffされますねー。帰ってくるまでは気にすることがだいぶ減ります。最近は前にもまして依存が強くなってきてなんでも聞いてくるので・・・。

    最近、母が胃炎だったのでおかゆとベビーフードという生活だったせいもありあまり料理させなかったのですが、そうしたら野菜切るのがすごい下手になっていてびっくりしました。切り方は変わらないのですが、刃先に切った野菜がついていてもおかまいなし。こういう普段やらせないとどんどんダメになりますねー・・・。

  • syumitektさま

    デイに送り出した時も、確かに同じようなこと感じますよね。

    やらせないと確かにどんどんダメになりますね。工夫が必要になりますが、わたしも面倒になってしまって料理などは同じレパートリーが続いていて、これではだめだなぁって思ってます。

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    介護作家・ブロガー
    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。認知症の祖母(要介護3)と母(要介護2)のW遠距離介護からスタート、悪性リンパ腫の父(要介護5)の在宅介護も経験。現在も東京と岩手を年間約20往復、遠距離在宅介護8年目。NHKニュース「おはよう日本」と「あさイチ」でブログが紹介される。著書:ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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