大雨の中、愛媛と高知に行って、無事東京に戻ってまいりました

四国への旅行の話をブログに書いてしまったので、ご心配をおかけしました。

メッセージをいくつか頂いて、ブログに書いたことを思い出すという・・・助かりました。

こんな旅行になりました

7月6日金曜日、東京の自宅から成田空港へ向け出発。LCCジェットスターを使って、愛媛・松山空港を目指しました。

LCCは成田空港第3ターミナルから出発。成田空港の駅からめちゃ遠くにあり、駅到着から1時間くらいは余裕を見なさいとネットに書いてあったので、その通りにしました。

飛行機に乗ったら、悪天候のため1時間ほど飛行機内で待機。この時点で、松山滞在時間がわずか3.5時間に短縮されました。1時間遅れで松山空港に到着直後から、旅行プランを猛烈な勢いで考え、変更していきます。

まずは松山空港から、道後温泉を目指します。道後温泉はもちろん雨で、その中を駆け足で移動。お風呂の前に、鯛めし屋さんへ入りました。ツイッターでじゃこ天を食ったほうがいいというアドバイスを頂いたので、じゃこ天と鯛めし、宇和島ハイボール(みかんで割ったもの)を急いで食べます。

道後温泉は、個室で高いコースを選んだほうがいいというブログを見つけたので、その部屋をお願いしたら満席。ひとつ下のランクの部屋で、温泉に入ります。汗を流してすっきりしたところで、次は松山城を目指しました。

松山城に着いた時点で、ものすごく激しい雨。それでも天守閣を目指すべく、ロープウェイに乗って頂上を目指しました。雨が凄いうえに急勾配なので、城の石垣から滝のような雨水が放出され、歩道も雨水で大変なことに。

小さい折り畳み傘で行ったので、ずぶ濡れ。ポロシャツもジーンズも靴もビジャビジャで、道後温泉で汗を流した意味がゼロになりました。

松山城から歩いて、明屋(はるや)書店さんの松山本店があることを思い出し、目指しました。渋い書店の看板を見て感動し、次は鍋焼きうどん。松山の鍋焼きうどんは変わっているとのことで行ってみたら、お休みでした。

タイムリミットが迫ってきたので、急いで松山市駅まで歩いて移動しました。豪雨の中、高速バス停を探していたら、

「高知行き すべて運休」

の文字!

この日は高知にホテルを予約していたので、なんとか高知に行く手段がないかと、JR松山駅まで市電で移動しました。JR松山駅で再び高速バスを探してみるも、こちらも運休・・電車で高知まで行けないかをみどりの窓口で聞くと、それもムリとの回答。

これは松山でホテルをキープしないと大変なことになるぞと、駅前のホテルを2件ほど回ります。しかしどちらも満室。さてどうしようかと思い、まずは高知のホテルをキャンセルします。ホテルのご厚意で、キャンセル料が一切かかりませんでした。

その優しさから、高知のホテルと同じ系列のホテルを予約してみると、そちらは空きが。翌日、高速バスが再開したら、席が取れなくなるかもと、朝一のバスを予約しました。

ずぶぬれのまま、松山の市電でホテルまで移動し、ヘロヘロのままフロントに着きました。フロントの方がタオルを持ってきてくださり、四国の方の優しさに感動。

くどひろ
コインランドリーとユニクロはありませんかね?

明日以降、履く靴もなければ、ジーンズもありません。LCCの手荷物は7㎏以内だったので、とにかく荷物を持ってきてません。ユニクロで服を買おうと思ったのですが、近くにはないと。ただスポーツ用品店があるとのことで、ホテルに荷物を置き、ずぶぬれの服をもう1回着て、隣駅のスポーツ用品店へ行きました。

19時10分に着いたのですが、スポーツ用品店は19時閉店の表示。さてどうしようか・・・と後ろを振り返ると無印良品が。19時30分に閉店だったので、慌てて短パンとビーサンを購入。(2つ合わせて1700円)お金をかけたくなかったので、ホッとしました。

ホテルに戻って、買ったばかりのビーサンと短パンに着替え、凄まじい雨の中コインランドリーを目指します。googleで靴洗濯機&乾燥機のあるコインランドリーを探し、そこで服と靴を洗濯、乾燥させます。去年、父親が亡くなったとき、コインランドリー生活をしてたことが、今回に生かされました。

白くまアイスを食べながら、コインランドリーの窓の外を見ると、信じられないくらいの豪雨。洗濯物を抱えながら、雨の中ホテルへ戻りました。路面は水たまりができていて、サンダルが役に立ちました。

高知の知人と翌日の予定を話し合い。高知まで行けない場合は、松山から帰京して、いつかまた来るという話をしました。あまりに疲れたので、この日はすぐ寝ました。

翌日の四国の交通状況

翌朝、交通情報をチェックすると、高速バスはまた運休。高知の友人が車で迎えにくると言い張ります。死ぬからやめろ、また遊びに来るから!と言っても、全くいう事を聞きません。

下道を利用しながら、3時間もかけて松山まで迎えに来てくれました。待っている間は気が気でなかったです。その間、ホテルが停電するという貴重な経験も。途中の山道で見た川の濁流にゾッとしたり、雨で前が見えなくなったりして、雨の恐ろしさを感じながら、3時間で高知に到着。

桂浜の坂本龍馬像を見る頃には雨が止んでいて、高知城、歴史博物館を見て友人宅に着きました。その後、高知の郷土料理、皿鉢(さわち)料理のあるお店に連れて行ってくれて、2次会、3次会、高知の締め餃子を堪能して、友人宅へ帰りました。

酒が強くないのに、酒を注文する友人。わたしがビール、日本酒、焼酎、ウィスキーを代わりに飲みまくった結果、軽く2日酔いに。帰りの飛行機は徳島からでした。徳島への移動手段を調べるも、大雨で高速道の橋が崩落してバスは使えません。それでJRを調べるも、こちらも移動できません。下道でも5時間くらいかかるということで、徳島へは行けないことに。

飛行機は先得でJALを予約していたのですが、ひょっとしたら変更できるかもとJALへ電話。電話が全くつながらず、ネットもいろいろ調べた結果、高知空港に行って直接交渉することに。大雨特別警報が出ていた高知、雨の中高知空港まで送ってもらいます。当日便の手配とキャンセル料で4万円を覚悟したのですが、特別に徳島便を高知便に振り替えてくださるということで、助かりました。

2日酔いのまま、暑い東京に到着。四国の大雨が嘘のような、晴れっぷりでした。

結局、徳島県に行けなかったし、本の執筆も全くできなかったのですが、そんなことはどうでもよくって、豪雨の怖さを身をもって体感し、自分事として考えることができました。また、何か起きた時に柔軟に対応する姿勢は、日頃の介護から学んだものだと思えました。

ぜひこちらのページで、大雨や台風への備えをチェックしてみてください。

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか