50代になってもお仕事を頂けるということ

まだ遠距離介護4日目なのに、1か月分のブログネタをストックできるほどの出来事がありました。来週からそのネタを放出するとしまして、今日は2020年10月に記事タイトルと箇条書きした状態で、下書きに3年近く放置してたものをリライトします。

当時コロナ禍でどんどん仕事が減って、持続化給付金をもらわないとダメなところまで追い込まれた時期だったのに、なんでこんなポジティブなタイトルを思いついたのか? さっぱり分かりませんが、当時の殴り書きを3年経った今の気持ちに合わせて清書します。

年齢と仕事の関係

仕事に年齢は関係ないと言い切りたいところですが、会社に居るとどうしても年齢を意識せざるを得ません。転職市場の35歳の壁とか、40代のリストラとか、50代の役職定年とか。

転職活動をするとさらに顕著になるのですが、年を重ねるにつれて紹介される会社の数がどんどん減っていくので、自己評価も自然と下げがちです。おそらく自分も今から転職活動したら、会社に勤めてないブランクが10年以上もあるから厳しいと言われそうです。

運よく? 介護離職してフリーになったので、年齢で評価されない土俵で戦えています。しかも介護している人の中では、まだ若手扱いされるというまさかのアドバンテージもあります。

一方で毎月決まった給料が入ってこないとか、ボーナスが一切もらえないとか、退職金もないとか、超不安定な環境とトレードオフになっています。

転職市場とか紹介される会社の数とか収入とか大切ですが、シンプルに50代になってもお仕事がある、依頼が来るだけでありがたいですし、人生の幸福度がグッと上がります。

母の認知症が進行するにつれ介護に取られる時間は増えていく一方ですが、疲弊しない程度に仕事量はコントロールしているので、なんというかバランスいいです。30代、40代で仕事していたときよりも、50代の今がベストになるとは思ってもいませんでした。

最近始まったお仕事の一部を改めてご紹介

何もしていなくても、仕事が舞い込むわけではありません。

ほとんどはこれまで発信してきた「どれか」を見つけてくださって、仕事のご依頼があります。発信はバズってないですし、瞬間的に何も起きないことがほとんどです。でも長期で見ると、どこかで誰かが本や記事を読んでいたり、講演を聴いていたりで何かとつながります。

自分でもどこに種まきをしているのか分からないのですが、そんなところから芽が出るの? ということが多いので、コロナ禍で芽が出なかったものもそろそろ出てくるといいなと。

公開できる分で最近始まったお仕事をおさらいしますと、マネックス証券さんの月一連載とtech team journalさんの不定期連載です。他にも新規で書いているお仕事、世の中にこんなお仕事もあるんだと思ったお仕事など、年齢に関係なく仕事の幅はどんどん広がっています。

50代になっても、チャレンジする機会が増えるっていいですね。チャレンジできる今のうちに、やれることやっときます。

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今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか