9月は世界アルツハイマー月間。岩手県の展示図書リストに自分の本が入ってました!

9月は世界アルツハイマー月間で、このブログでも何度か取り上げました。

毎年推薦図書が選ばれるのですが、わたしは2019年に3作目の本『がんばりすぎずにしれっと認知症介護』が選ばれ、何年かの間入っていたと思います。

この9月に岩手でアルツハイマー月間に関するイベント、やるのかな? と思って見ていたところ、岩手県長寿社会課×岩手県立図書館連携展示のリストの中に、わたしの本『がんばりすぎずにしれっと認知症介護』が入っておりました。

2019年の推薦図書『がんばりすぎずにしれっと認知症介護』

2025年の岩手のリストに入っていた理由は、おそらく過去に推薦図書として選ばれた実績があるからだと思います。2019年当時の推薦文を、再度引用します。

認知症の母親を 6 年間『遠距離介護』する著者。自身の介護体験を踏まえて、認知症の症状をまるごと受け止めつつ「ムリをせず、ラクをする介護」を、家族ならではの目線で提案します。すぐに実践できる「ストレスを溜め込まない工夫」は、読むだけでも肩に入りすぎた力が抜けていく。

https://www.alzheimer.or.jp/wp-content/uploads/2019/01/booklet2019.pdf

そうか、この時点では介護歴6年だったんだ。まさかその倍の期間、介護を続けることになるとは思ってもいませんでした。12年以上介護している今、こういう「フワッと」した入門書は企画をもらわない限り書けないと思うので、書いてよかったと思います。

父の介護をして看取った直後の2017年の作品で、発売6日目で重版、紀伊國屋書店新宿本店さんで刊行記念トーク&サイン会もやりました。今振り返ると意外なことが起こる本で、こんなことはもう起きないと思っています。

工藤広伸 プロフィール

2025年の時点で自分の作品から推薦図書を選ぶとしたら、翔泳社から出ている『親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと』、『親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること』の2冊です。

理由は、超実用的だから。言葉を紡いで介護者の心を軽くする本は必要ですが、今のわたしにはその効果が長持ちしません。実用書のほうが根本的な問題解決ができるし、結果的として心も軽くなると思っているので、この2冊がお勧めです。

全国の図書館では9月に認知症コーナーを設けるところが多く、推薦図書になっていなくてもわたしの本がよく並んでいて、ネットで見かけたり実際に図書館へ行ったりもしました。

もし見つけたら、このアルツハイマー月間の9月にわたしの過去の本を読んでみてください。

がんばりすぎずにしれっと認知症介護

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工藤 広伸
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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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