3作目の認知症介護の本の進捗状況をお知らせします!

3作目の本が、現在「再校」という段階まで進みました。

記事タイトル下写真のゲラ(プルーフともいう)を版元(出版社)の編集者と著者の間で、質問や修正、順番の入れ替えをしながら何往復もさせます。初校が終わって今再校という、2回目の修正を加えている最中です。

発売日・タイトルはなんとなく見えてきたのですが、まだ確定ではないので決まり次第お知らせいたします。このステップまで進んでいるので、数か月以内に発売されることは確実です。

普段ブログを書いていると、自己チェックしかしません。だから、誤字や表現の間違いがあっても、スルーしてアップされます。しかし本は、編集者や校閲さんのチェックが入るので、そう間違いはありません。

また「そういう視点で読んでしまうのか」とか「こういうことで疑問を持つのか」とか「この表現は少しきつく感じるから、変えましょう」とかとか、校正を重ねるたびに文章が研ぎ澄まされていきます。ちょっとした一言、一文字、順番を少し入れ替えただけでも、だいぶ印象が変わることがあります。

そうやっていろんな人に目を通してもらって書店に並ぶので、やはり本は完成度が高いです。書店に並ぶ頃には、わたしは何十回も読んでいてお腹いっぱいの状態になります・・・ゲプッ。

2015年、2016年、2017年と毎年本が出せるなんて夢にも思ってませんでしたし、毎回これが最後の出版になってしまうんだろうな・・・と思いながら書いています。ちなみに次回4作目の予定は今のところないので、もし来年出版する機会に恵まれなかったら、久しぶりに電子書籍でも作ろうかなと。ブログには書けないけど、どうしても本に書きたいことがあります。

校正や発売前に、作戦を考えるこの時期はとても楽しいです。有名な作家さんのように黙っていて売れる本ではないから、実はいろいろと動いています。ネットで調べると、面白い活動をしている著者がいます。わたしも真似できるところは、真似します。

3作目の出版にからめて、イベントなどもできればいいなと思っております。でも、わたしだけでは決められないので、もし決まったらこのブログで発表いたします。

何もイベントができないという可能性も、もちろんあります。その場合は自分一人でできるイベント、例えば交通費だけご負担頂いて、5人くらい集めて頂いたら全国どこでも日帰りで行って、プチ講演会をさせていただくなんてこともできたら面白いかなぁ、とか思っています。ニーズがあればですが・・・

いずれにせよ、あとちょっとで本は完成致します。さぁ、今作も頑張って多くの人に届ける努力をします!

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

4件のコメント

くどひろさん、こんばんは。

出来るかどうか分からないけど、色々考えて模索してみる、それもとても大切ですよね。
一番いけないのは、「無理、ダメ、出来ない」と思考を止める事、好奇心を持って物事に取り組むと
認知症予防にも良さそうです。

ミニ講演会、聞いてほしいなぁと思う方は沢山いますが
そう言う方に限って「認知症は治らないから」とか「何しても本人は分からないんだから」とか投げやりだったりするので
なおの事くどひろさんに新しい風を吹かせ捲って欲しいです。

自分もてんてこ舞いさま

ありがとうございます!5年間ブログで地道に認知症について書いてきましたが、今後も引き続き頑張っていきたいと思ってます。

3冊目の出版に向けて頑張っておられるようで何よりです。アウトプットである執筆は勿論、それに絡んだ活動も新たな刺激になりますね。
私の母はうつ病(仮面うつ病)なので、認知症についての記事は将来必要になるかと思い読んでいます。逆に、遠距離介護についての記事は実感を持って読んでいます!!
来週もまた盛岡に行き、担当医師も含めてSW、ケアマネ等と今後の方針について打ち合わせをしてきます。何度も帰省するのは大変なのですが、病気に関しては素人の家族より、やはり専門家に検討してもらわないと対応に限界がありますので…。
そろそろ東北地方は本格的に寒くなりますので、くどひろさんも盛岡を訪れる際はお気を付けてくださいね。

みーしえるさま

ありがとうございます!今盛岡におりますが、若干暑かった東京とはだいぶ温度差があります。いつも盛岡では介護系のイベントをやっておりますので、お時間が会うようでしたら立ち寄ってみてください。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか