白内障手術から4か月で目薬も終わりました!

今回の通院でやっと、母の白内障の治療が終わりました!

2023年1月の手術から4か月、ピーク時の目薬の点眼は4種類を1日4回、両目に26滴やりました。時間とともに目薬の種類が減っていって、最終的には白内障1種類、緑内障1種類までに。

とはいえ2種類の目薬を打つのも面倒だったので、やっと白内障のすべてから解放された感じです。また5類になってから初の病院で、受付で記入させられていた行動アンケートがなくなって、こちらもラクになりました。改めて白内障の手術前から術後の管理までまとめます。

認知症の母の目薬の管理は難しかった

白内障のこれまでの記事は、下記になります。

眼内レンズ選びに始まって、手術後に待っていた認知症ならではの地獄について書きました。

直近で厳しかったのは、やはり遠距離介護であったことです。認知症の母は、自分で目薬の管理ができません。そのためデイサービスの看護師さん、作業療法士さん、ヘルパーさんの力を借りながら、なんとか4か月間乗り切りました。

手術直後の点眼の多い時期はほぼわたしがやって、目薬の種類が減ってから皆さんにお願いしたのですが、いろいろな人に頼る状況で先生にもいつ終わりますか? と毎回質問していたほどでした。わが家の事情も考慮してくださって、やっと白内障の点眼が終わりました。

今から皆さんに今後は白内障の点眼は必要ないですよ、引き続き緑内障の点眼はよろしくお願いしますと言って回ります。

また白内障の経過観察のための通院があり、そのために東京でPCR検査を受けていた時期もあったので、そこからも解放されました。2023年は白内障のために岩手に居る時間が長かったのですが、今後は緑内障だけの通院でいいのでだいぶラクになります。

認知症が重度まで進行する前に、できることなら認知症と診断される前に白内障の手術は終わらせておいたほうがいいと思います。うちの先生は優秀なので重度の認知症の母を手術してくださいましたが、断られるケースもあります。また全身麻酔を使って手術を選択し、認知症の症状が悪化する場合もあるようです。

80歳までにほぼ100%の方が白内障になるわけですから、わが家のような白内障手術にはならないように注意してください。

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2件のコメント

こんにちは、白内障目薬ご卒業おめでとうございます!
私もなるのか白内障!?
でも認知機能が落ちてからでは確かに大変ですよね、たまには眼科行かないと。

たまたま見てたYouTubeでくどひろさんがむちゃくちゃ褒められてて嬉しかったです☺️
https://youtu.be/WGL9PSoOGG4
新しい本もかってくれてると良いですね!

ねこのくつしたさま

80歳を過ぎる頃までにはほぼ全員が白内障になるようですが、それより若いうちは緑内障の検査は1回やっておいたほうがいいです。
自覚症状がないまま、失明するのは怖いです。母が緑内障なので、わたしも試しに受けたら大丈夫でした。
取り上げて頂けてありがたいですね、認知症ONLINE今はないメディアですが懐かしいです。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか